風の詩(kazenouta)2

いつも喜び、たえず祈り、すべてを感謝する
そのような日々を過ごしたい。

飛ぶ教室 アナキスト 大杉栄のこと

2023-05-15 19:15:29 | 

高橋源一郎の飛ぶ教室 アナーキーな2時間スペシャル 

アナーキー・イン・ザ・NHKで、

アナキスト大杉栄を2時間。

 ゲストは 中森明夫さん ブレイディみかこさん 栗原康さん

前半は「大杉栄の自叙伝を読む」

後半は「アナーキーな座談会」

 

アナキストは、どういう人か。

ひとことでいうと、自由人ということか。

既成概念や権力に囚われず、自分で考え、自分が好きなように生きる人。

 白紙主義。偏見がない。。。と番組では言っていました。

 

ゲストのお三方は、それぞれアナキスト(アナーキー)に関する著書があるらしい。

 

関東大震災(1923年9月1日)の直後9月16日に、憲兵隊司令部で、憲兵大尉甘粕正彦らによって殺害される。

 内縁の妻伊藤野と6歳の甥と共に。

甘粕事件といわれる。

 軍国主義が台頭する時代が引き起こした事件なのでしょうか。

 関東大震災で混乱していたゆえでしょうか。

  たくさんの韓国(朝鮮)の人も殺害されました。

 

東京外国語大学仏文科を出ていて、ファーブル昆虫記を日本で初めて翻訳していたとは、知りませんでした。

ひどい吃音だったことも知りませんでした。

恋愛においても奔放だったようで、

私は今まであまり大杉栄さんと、伊藤野枝さんには、深くは近づいてはいませんでした。

 

ただ、今回この番組を聴いて思ったのは、

体制を批判することで殺害された人(アナキスト)と、

キリストが、どこか似ているということ。

イエス・キリストも、当時のユダヤ社会を痛烈に批判しました。

ユダヤの律法学者やパリサイ人が、律法を守ることに熱心のあまり、真の愛がないことを、

鋭く指摘して、「偽善者、まむしの子ら」と、彼等のことを呼びました。

そして、律法学者、パリサイ人は、民衆を扇動して、キリストを十字架につけました。

 

非戦論者の幸徳秋水や堺利彦に共感し、荒畑寒村とも親しかった大杉栄。

突然拉致されて殺されたのは、なぜか。

 でも今の私には、それを深く探る時間はなさそうです。

 国際フォーラムの会場  (親愛なる教え子 杉浦譲治君からお借りしました)

  なんだか、近未来都市みたいですねえ。

 

 


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