風の詩(kazenouta)2

いつも喜び、たえず祈り、すべてを感謝する
そのような日々を過ごしたい。

銀河鉄道999 松本零士さんのお父さん「人は生きるために生まれてくる」

2024-02-13 18:50:11 | キリスト教会
カルチャーラジオのラジオアーカイブスで
漫画家の松本零士さんを2回にわたって取り上げていました。
解説は保坂正康さん。

1938年(昭和13年)1月25日~2023年(令和5年)2月13日
85歳。

銀河鉄道や、宇宙戦艦ヤマト、男おいどん、などの
有名な作品を、私は通して読んでいません。
断片的な映像と、素敵な音楽はよく耳にしました。

お父さんは、陸軍航空隊の指導者で少佐。
多くの若者に戦闘機の操縦技術を教えた。
その若者たちの4分の3以上が戦死。
戦後は、その若者たちの死を悔いて、
航空関係の仕事の誘いがあっても、すべて断った。
「いまさら、どの面(つら)さげて飛行機に乗るのだ」と。

松本晟(あきら)少年は、お父さんに戦場のことを
根掘り葉掘り聞いたという、
そのお父さんが何度も言ったこと
「人は生きるために生まれてくる。
死ぬために生まれてくるのではない。」

夜、飛行機で海の上を飛んでいると
無数の星が海面に写って、まるで宇宙を飛んでいるような気持ちになる。
その幻想的な光景を、松本少年は、目を輝かせて聞いた。

高校時代から、宇宙へ行きたいと、口にしていたという。

お父さんは、空中戦で相手の顔を見る時、
敵の命とその家族のことを一瞬考えると言う。
しかし鬼になって戦う。

松本零士さんは、「戦場まんがシリーズ」を描いておられる。
そのとき、どこかの国や人々を侮辱することにならないように
歴史をしっかり学んで描くそうです。
世界中に翻訳されているという。

世界に争いが絶えないから、
戦争はいけないと言い続ける。
これが松本零士さんの真髄にある。

戦場の悲惨さを見てきた父親が息子に語ったことを
息子は、世界中の人々に伝えたいと望む。

アニメ「宇宙戦艦ヤマト」や、「銀河鉄道999」を見たいです。
みなさんは、すでに見ておられますよね。

追記
いま2/14気が付いたのですが、
この文章を書いた昨日2/13は、
松本零士さんの一周忌にあたるのでした。
その思いを心に強く刻み
戦争はしてはいけない、と言いたい。



 銀河鉄道999 (無料画像をお借りしました)
  この絵を見るだけで、あの音楽が脳裏を流れます
  宇宙をめざしたい。