風の詩(kazenouta)2

いつも喜び、たえず祈り、すべてを感謝する
そのような日々を過ごしたい。

『CARPE DIEM カルペ ディエム 今のこの瞬間を生きて』ヤマザキマリ著 読みました

2024-02-02 19:32:26 | キリスト教会
図書館の返却日が今日で、次の予約者がいるので
急いで読みました。
 全部ではありませんが、ほぼほぼいっぱい

マリさんは、近年89歳の母、リョウコさんを亡くされました。
生と死を深く見つめたエッセイがこの本です。

お母さんの物語を、朝ドラにしてみたいと
中園ミホさんが、ラジオのヤマザキマリさんとの対談で
話しておられました。
 ほんと、私もマリさんのお母さんの物語、見たいです。
****
潔く生きた母
善い生き方の有様を見せてもらった

「音楽のすばらしさを相手に届けたいという
利他性がなければならない」
「もうあなた やるしかないわよ!」というのが
口癖だったお母さん。
*****
お母さんの熱量はすごくて
亡くなっても、マリさんは涙が出なかったという。
カトリックの信者さんだったお母さんは
教会で近親者でお葬式。
その後、居酒屋で思い出を語り、笑い合う。

在籍しておられた札幌交響楽団のメンバーや
多くの方々が、追悼コンサートをしたいといわれて行う。
 母リョウコさんは、音楽ホールを創ることに尽力されたそうです。
 ピアノは、スタインウェイでなくれはと主張
   なんだか、ドラマ「さよならマエストロ」と真逆のような

コンサートでの
最後の2曲は、ルロイ・アンダーソンの「舞踏会の美女」と
  これは母、リョウコさんが好きだった曲
   先ほど検索して聴いてみましたら、よく知っている曲でした
   軽快な舞踏曲
エルガーの「威風堂々」
  まさにリョウコさんの生き方そのもの

マリさんは涙があふれて、とめどなく流れ
舞台へ上がって、挨拶をするようにと言われても、
オーケストラの方々の、それぞれの追悼の気持ちがあふれた顔をみて、
指揮者の真っ赤な目をみて、
ますます言葉が出てこなかったそうです。

マリさんが生まれてすぐにお父さんは急逝された。
その後再婚してうまれたマリさんの妹さん 二人の娘を
シングルマザーとして育てたビオラ母さん。

潔く生きた母・・・・・
私の憧れの生き方です。
絶対、朝ドラにしてほしいです。

 破天荒な母、、、どこか樹木希林さんと似ている気がしました。





 冬の空に咲く白い梅の花
  (高谷学さんからお借りしました)
 凛とした佇まいですね