風の詩(kazenouta)2

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伊集院光の百年ラヂオ  10/1は 寺山修司さんと吉永小百合さんのダイアリー「二十歳」

2023-10-05 18:54:50 | ラジオ

伊集院光の百年ラヂオ 10/1は、寺山修司さんと吉永小百合さんの

ダイアリー「二十歳」

なんと、寺山修司さんが30歳、吉永小百合さん20歳のときの作品。

 

吉永小百合さんは、昭和20年(1945年生まれ)

なので、彼女の人生は、戦後の昭和史とつながります。

30歳の才能ある寺山修司さんが作ったラヂオの物語を、

20歳になった吉永小百合さんが読む。

 

戦後のいろんな事件や世相、歌、そんな音源が、

1945年から1965年まで静かに、短く流れる。

聞いていて、なぜか記憶がよみがえるというか、哀しいような気持ちになり

引き込まれました。

 

「時には母のない子のように」を明るく読む吉永小百合さん。

まったく質の違うカルメン・マキの物悲しい歌声。

 

音源を聴いた後、伊集院光さんも、「言葉がありませんね。このまま黙っていたい」とおっしゃっていました。

「このようなラヂオ番組を、いま作れるか、

百年後に残せるこのような番組を、いま自分たちは作れるか」と自問自答しておられました。

 

質の高い、ラヂオ番組。

 

小説が、年月によって淘汰されるように、

ラヂオの番組も、淘汰されるのでしょうか。

あるいは、その時代に合うようなものだけが、軽薄であっても喜ばれるのだろうか。

古いものから、何を学ぶか。

面白ければいい。。。という価値観。

 

音は、音楽は、時空をこえて魂に響くことを、再確認しました。

 

 光  (高谷学さんからお借りしました)

  電柱が並んでいるのは、宮澤賢治の童話の世界を思います。