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風の詩(kazenouta)2

いつも喜び、たえず祈り、すべてを感謝する
そのような日々を過ごしたい。

追悼 バート・バカラックさん

2023-02-10 19:23:13 | 音楽

バート・バカラックさんと言えば、

「雨にぬれても」を真っ先に思い出します。

これは、映画「明日に向かって撃て」の主題歌でした。

 (それは知りませんでした)

「サンホセへの道」は、ディオンヌ・ワーウィックのために作った歌。

「世界は愛を求めている」「何かいいことないか子猫ちゃん」

たくさんの映画音楽も作曲。

 

歌手の矢野顕子さんや、映画監督の岩井俊二さんも追悼しておられます。

1960年~1970年その後も、なんだか元気になれる歌を

たくさん作曲してこられました。

2023年2月8日に94歳で、老衰で亡くなられました。

安らかな最期のようでした。

 

芸術家は、亡くなってもその作品は永遠。

天与の才能を与えられた人たちが、永遠の眠りにつかれる。

 熨斗蘭の実 (のしらんの み) (northland art studioさんからお借りしました)

  この美しい瑠璃色の実を、いつか手に取ってみたいなあと願います。

 


グリンスリーブスによる幻想曲  ヴォーン・ウィリアムズ

2023-01-18 18:48:58 | 音楽

ヴォーン・ウィリアムズ(1872.10.12~1958.8.26)

作曲家だということは知っていましたが、イギリス人だったのでした。

 私はなんとなくアメリカ人かと思っていました。

1/15のリサイタルパッシオで、小町碧(こまちみどり)さんという、バイオリニストが

すべてヴォーン・ウィリアムズの曲を選んで演奏。

有名な「グリン・スリーブスによる幻想曲」が最初の曲。

 

なんと、かのウェッジ・ウッドの創業者の玄孫(やしゃご)だという。

牧師だった父親が、3歳の時に亡くなり、母方の実家、ウェッジウッドの邸宅で暮らした。

今も残るその館で、小町碧さんはコンサートをなさったらしい。

 想像するだけでも、自然に囲まれた緑の木々のなかを、音楽が流れていく、、、夢のようです。

 

でも私は、この度、ヴォーン・ウィリアムズについて、ほとんど何も知らなかったことを知りました。

この世界は、未知のことがらで満ちています。

だから面白いのでしょう。

 暁の残月  (northland art studioさんからお借りしました)

  夜が明ける前、まだ暗い空に下弦の月をみます。

 

 


クラシックTV 羽生結弦 フィギュアスケートと音楽

2023-01-10 19:05:49 | 音楽

2023年1月5日のクラシックTVは、羽生結弦さんでした。

清塚信也さんに、松任谷由実の「春よ来い」のアレンジを依頼していたとは。

音楽で結ばれた二人の絆。

清塚信也さんのピアノの演奏に合わせて、

羽生結弦さんの手や体が、自然に動く。

陶酔しているような感じ。

 

もし、フィギュアスケートの大会で、演技に音楽がなかったら・・・と想像するだけで

ありえない、、、と思う。

 

プロになって初めての舞台で、桜の描かれたリンクで滑る=舞う「春よ来い」

ほんのちょっとだけでも、見る人に勇気と希望を与えることができたら。

ふたりの願いは、同じ。

東日本大震災で被災した羽生結弦さんは、悲しみも悔しさも知っている。

 

音楽を体で表現できる人は少ない。

美しい羽生結弦さんのフィギュアスケートは、進化しつづけ、ずっと心に刻まれると思います。

前へ、前へ、進んでいく若者を、応援したい。

 みなとみらいの夜景  (親愛なる教え子 杉浦譲治君からお借りしました)


フジコ・ヘミング  ショパンの面影を探して

2023-01-05 17:49:28 | 音楽

フジコ・ヘミングの「ショパンの面影を探して スペイン マヨルカ島の旅」を見ました。

 T子さん情報です。

もう90歳を越えておられるのに、旅にでる気力と、ピアノが弾けるすごさ。

衣装はいつもの彼女独特のもの。

 

ショパンがジョルジュサンドと過ごした、マヨルカ島。

そこで結核を患ってしまうショパン。

苦しみの中から生まれた名曲の数々。

 

魂のピアニストと言われるフジコ・ヘミングを知ったのは、

1999年2月11日のNHKのETV特集「フジコ~あるピアニストの軌跡~」です。

それからレンタル店でフジコさんのCDをいっぱい借りてダビングしました(当時はまだそれが出来ました)

毎日毎日聴いていたからでしょうか。ある時テレビでピアノが流れたとき、

最初の1音で、あっ、フジコさんの音だと分かりました。

まさにフジコさんの演奏でした。

なんだかぞくっとしました。

 

フジコさんのコンサートを聴く機会はあったのですが、行きませんでした。

やっぱり行ったほうがよかったかな。。

 

マヨルカ島では、友人のヴァイオリニストの助けもあり、訪問してコンサートも

2回することができました。

 耳のためとはいえ、飛行機なら2時間のところを、車で1日半かけて行くとは。

 

「間違えないように、神さまにお祈りしていたから、今度は、前ほど間違えなかったわ」とおっしゃる。

確かに、素人の私でも??と思う音もありますが、

その音色は、清らかです。透明感がある。

こんなふうに弾いてほしいな、、、と思う演奏です。

魂に響いてくるのです。

永遠にピアノを弾いている人ではないか、、、と思うフジコ・ヘミングさんです。

 フジコ・ヘミングさん  (無料画像からお借りしました)

  神さまを信じているフジコさんは、晩年になって、

  その魂に届く演奏を、多くの人に聴いてもらうことができるようになりました。

  苦しい時が、どれほど長くても、ピアノを弾き続けていた。

  

 


玉木宏の音楽サスペンス紀行 ベートーヴェン

2022-12-30 17:44:18 | 音楽

今朝、偶然に、「玉木宏の音楽サスペンス紀行」を見ました。

生誕250年を記念して、BSプレミアムで11月5日(土)に放送されたものの再放送だったようです。

「引き裂かれたベートーヴェン その真実」という副題が。

 

東西ドイツで、ベートーヴェンの争奪戦があったこと。

東ドイツでは、「自由、平等、博愛」を、国家戦略に。ベートーヴェンを革命家と称える。

社会主義を民衆に広めるため。

西ドイツでは、カラヤンが自分の名声を高めるために、1963年ベートーヴェン交響曲全集を出し、

ビジネスとして利用。

 

耳が不自由になったベートーヴェンの「会話帳」を、改ざんした秘書、アントン・シンドラーの存在にも、驚きました。

東ドイツにも、西ドイツにも、ベートーヴェンの研究者はとてもたくさんいる。

そして、「楽聖」というイメージを作り上げた音楽家やレコード会社の人たち。

ベルリンの壁崩壊後も、ベートーヴェンがドイツの誇りであることは、揺るがない事実だと、痛感しました。

 

なんだかんだと言っても、その音楽は、やっぱり「不滅です」

 

 子どものころ、クラシックというとベートーヴェンが第一と思っていた私。

 なぜかというと、父が最初に買ったLPレコードが、ベートーヴェンだったから。

 重いSPレコードもありました。(若い人はご存じないででしょう)

 当時は、レコードプレーヤーに、LPとSPの回転数の切り替えスイッチがありました。

 

 そして思い出すのは、カラヤンが日本に演奏に来た時のこと。

 中学の音楽の男の先生は、東京へ聴きに行ったことを、嬉しそうに語っておられた。

 夜、開演を長く待つのが寒くて、アルコールを体に入れた、、、と。

 いまも映像で見るカラヤンの姿は、かっこいい。華やかで絵になる指揮者です。

  そういえば、あのころも、指揮者といえば、カラヤン!と思っていました。

 

玉木宏さんといえば、のだめカンタービレでピアニスト役をしておられた。(ちょっとだけ見ました)

音楽がお好きなのでしょうか。

漫画をテレビドラマにしたものから、クラシックの音楽が流れてきて、びっくりしました。

多くの子どもさんたちが、このドラマで、クラシックに親しんでくれたら、(くれたのかなあ)

とてもいいですね。

 

いまも、ベートーヴェンの音楽、好きです。

 スカイツリーの見える風景 (親愛なる教え子 杉浦譲治君からお借りしました)

  七変化するスカイツリーの色の魔術師は、だれなのでしょう。

  自在に色をかえられるコンピューターの技術革新には、目を見張ります。

  2022年もあと2日になりました。

  大きな変化が世界に起こってしまいました。

  平和を祈り求めます。