1日1日感動したことを書きたい

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人生の黄昏時だから、なおそう思います。

地震と経済格差

2008-05-14 19:58:11 | 経済指標メモ
 昨日の深夜、四川省の地震のニュースを見ました。不幸にして亡くなられた方々と家族の皆様に、心よりお悔やみを申し上げたいと思います。
 1月17日のブログにも書いたけれど、僕は神戸に住んでいます。テレビを見ながら、あの地震のことを思いだしていました。ニュースを見るのがとてもつらかったです。
 今日の日経の朝刊に、被害拡大の背景に急成長する沿海部と内陸部の経済格差があるという記事が載っていました。2007年の都市部家庭の一人あたり平均可処分所得は、上海市が23,623元(約351,000円)に対し、四川省は11,098元と半分以下。農民の平均純収入では四川省は3,547元にすぎないとのこと。内陸部では交通や通信などのインフラ整備が行き届かず、耐震性に劣る家屋が多かったそうです。
 「バグダッド101日」を読んだときにも思ったことだけれど、死だけは、金持ちにも貧乏人にも、ブルジョアにも下層の労働者にも、平等に訪れるという常識が、決してそうではないことを、あらためて思わざるをえませんでした。
 
 話は変わりますが、同じく日経の「経済教室」。非正規雇用労働者の数が、1990年の881万人、雇用者全体の20.2%から、1732万人、雇用者全体の33.5%へと、人数で約二倍、割合で13ポイント増加したという記事が出ていました。フリーターの数は、推定で457万人。うち男性が157万人。35歳未満の男性雇用者の16.6%がフリーターだそうです。
 正規雇用者の所得を1とした時のフリーターの所得は、2002時点で、20-24歳層で0.612、25-29歳層は0.631、30-34歳層で0.756。この差は、さらに拡大しているとのことでした。
 わすれたくない数字なので、このブログに書き留めました。