「夏時間の庭」をみました。うーん、どう感想を書けばいいのだろう。オルセー美術館所蔵の、コローやルドンの絵、ブラックモンの花瓶、ドガの彫刻、マジョレルの机、ホフマンの戸棚などなどが、亡くなった母親から三人の子供たちが相続する家の装飾につかわれているのが、この映画の一番の見せ場だろうか。パリの郊外の緑にあふれる家と庭もとても美しかったです。
母が、有名な画家であった叔父の思い出として、大切に管理していた家と美術品を、母の死後に、手放さざるを得なくなった子どもたちの物語です。手放した美術品がオルセー美術館で展示されているのを見る長男夫婦の寂しそう表情や、「おばあちゃんにお前の子供をこの庭につれておいでと言われたの」とボーイフレンドに語るときの孫娘の涙などなど。思い出は「もの」によって運ばれるということが、しんみりと伝わってくる映画ではありました。
母が、有名な画家であった叔父の思い出として、大切に管理していた家と美術品を、母の死後に、手放さざるを得なくなった子どもたちの物語です。手放した美術品がオルセー美術館で展示されているのを見る長男夫婦の寂しそう表情や、「おばあちゃんにお前の子供をこの庭につれておいでと言われたの」とボーイフレンドに語るときの孫娘の涙などなど。思い出は「もの」によって運ばれるということが、しんみりと伝わってくる映画ではありました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます