かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

春の山岳展望~「雪形」ウォッチングの旅

2024-03-20 19:35:44 | 日記

目を閉じれば、昨年の4月に歩いた安曇野や白馬山麓から眺めた白い山々が眼に浮かぶ。

昨年は、遠望された山なみのなかから、安曇野の写真家田淵行男さんに教えられ、残雪の山に残された雪や岩の紋章「雪形」のいくつかお目にかかった。ただ山々を眺めるだけではなく、「雪形」を隠し絵を探すように見つける楽しみが増えた。昔は農耕のサインとして需要な役割を担った「雪形」だが、いまは純粋に移りゆく季節に少しの間だけ見せてくれる「神さまのお絵かき」としてそれを楽しもうではないか。

昨年は、

常念岳の名前のもとになった「常念坊」、

鹿島槍ヶ岳で躍動する「シシ(獅子)とツル(鶴)」、

白馬本峰から三国境にいたる鞍部の下に現れた白馬岳の名のもとになった「代掻き馬」、

などを確認できたが、田淵さんによると安曇野や白馬山麓からの眺めだけでもすくなくとも18の典型的な雪形を言い当てることができるのだという。

だから安曇野と白馬山麓「雪形」ウォッチングの旅は、昨年だけで終わらせたくない。

また出かけよう。4月、移動性高気圧が近づいて晴天が続きそうな数日を見計らって。信州の春は遅いので、思いもかけず桜や李の花にも出会えたりするのもうれしい。

昨年の旅の終わりに、大町の鷹狩山からの展望を楽しんだが、地図を広げると田淵さんの撮影地をはじめ様々な展望地が存在する。

出かけるまでに、ことしの展望候補地をいろいろ検討しよう。たとえ、行かずとも、ああだこうだするだけでもワクワク感がとまらない。

 

 

 

    

      安曇野から眺めた常念岳

 

    

 

 

 

     

      大町市鷹狩山から眺めた爺が岳と鹿島槍ヶ岳

 

     

 

     

       白馬郊外から白馬本峰

 

     

      

 

     

 

 

 

 

     

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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