This Time ~for me~

ぐうたらかあさんの日々雑感…雑感だけで、情報は書いてません

世代交代

2009-01-25 22:55:29 | side-b

今日はうちの地域に獅子舞がまわってくる日です。

毎年同じ1月25日に伊勢太神楽が地区の天満宮の氏子の家庭をまわります。
玄関にお米やご祝儀(っていうのかな?)を用意して待ちます。

玄関先でお囃子とともにお獅子が軽く舞い、お札をいただきます。
ここでお獅子に頭を噛んでもらうといいんですよ。
頭がよくなる、べっぴんさんになる。。。

だいたいは午前中に各氏子家庭を回り、午後はお声のかかった家で舞を見せてくれます。
(ご祝儀によっていろいろパターンがあるようです)

今年は日曜日と重なったので、地域で有志を募って舞をお願いしたようで、
1時間を越す舞や漫才、曲芸を見せてもらいました。
とても寒い日でしたが、小さな子どもさんもたくさん来てて、楽しそうでした。
こういう伝統芸能に触れるのっていいですねぇ~

上はまたまた短い動画ですが、(携帯動画は15秒しかアップできませんので)
舞のクライマックスである通称『お山の道中』の一部です。

きれいなべべ(着物)を着てお化粧して・・・のお獅子の嫁入りっていうんでしょうか?
すみません、意味は曖昧です。

私の実家にも同じ社中が回ってきているので、小さいときからおなじみの方々です。
7年前に亡くなった私の祖母は、田畑の仕事一本の働き者で、旅行などの娯楽には興味を持ちませんでした。
でも、年に一度まわってくる獅子舞は楽しみにしていて、
毎回、ご祝儀を用意して、近所の人にも声をかけて、農小屋の軒先で
獅子舞を一緒に見ました。

その中でも、このお山の道中が大好きでした。
お囃子の調子がテンポのいい音に変わると、周りから手拍子やら掛け声がかかります。

おなじみの顔ぶれではありましたが、今年は初めて見る若い方が2名おられました。
ほんとに若いです。
今までの方の息子さんなのかな・・・20代でも前半かな?
もっと若いようにも見えます。
  (結構イケメンでした・・・汗)

去年から、世代交代というか、若い方が加わったようです。
この『お山の道中』はそのふたりの若い方たちがやっていました。
剣やおわんや傘を使った曲芸も若い人が主体でやっていました。
『太夫』さんと呼ばれてたので、襲名したというか、世代交代が行われたのでしょうか?

若い分、ちょっと自虐気味に、どこどこでは3回も茶碗を落とした・・・なんて話しながらやっていました。
今まで舞や曲芸を主になってやられてた方々は、漫才のボケ役にまわられています。

こういう世界を受け継ぐってなかなか大変でしょうね。
曲芸をしてるときの真剣な表情、足裁き・・・
そんなものを見てると、いろんな若者がいるんだなと、何だかしみじみ。

若いイケメンのおにいさん、彼女ができてもデートもままならないんじゃないか・・・
なんてつまらない心配してしまいました。

全国では2月28日、近畿圏では3月8日放送の『新日本紀行』で、世代交代ということも含めて、
この社中を取り上げたドキュメンタリーが放送されるそうです。


朝は舞をみるだけだったのですが、午後からの舞の後、
私もしっかり頭を噛んでもらいました。

さて、何にご利益がある???

コメント
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