☆山登なでしこの修験道☆

熊野古道・大峯奥駈道… そして北アルプスに魅せられた 山登なでしこの珍道中~♪な山行記録です(^m^)

大台ヶ原(牛石ヶ原~正木ヶ原)

2011-07-12 05:34:24 | 台高山系
東大台散策コース
(心 湯治館・大台山の家のサイトより転載)


2011年07月09日(土) 晴れ/曇

 ☆--☆--☆--☆--☆

大蛇ぐらでは独占状態で景色を堪能~♪
分岐まで戻り、牛石ヶ原へ向かいます(*^^*)


この一帯が牛石ヶ原です(o^o^o)



青い空に白い雲の中、高原をお散歩
(*^□^*)ルンルン♪


野生の鹿の親子に遭遇☆ヽ(▽⌒*)



私の姿を見ても動じる事もなく…
木陰でのんびり~♪


私ものんびり景色を楽しみながら歩くと…
魔物を封じたとされる牛石があります!



【 牛石の伝説 】

牛石原は大禿(おおハゲ…ではありません(笑) おおかむろ!)ともいい

昔、このあたりはさまざまな妖怪の住処だったそうで…

この辺りにいた牛鬼という怪物を、高僧が捕らえてこの石の下に封じ込めたとか?

この牛石を叩くと大雨になるといわれているようです(^^;


天保年間・紀州藩士仁井田長群の紀行文
《登大台山記》の古書によると…

「大禿に牛石があり、昔 役ノ行者が牛鬼を押さえた場所で、そのふせ残りを理源大師がこの牛石に封じ込めたという。

この石にさわれば白日瞑闇になり咫尺(しせき)モ弁(わきま)ヘザル」にいたるといい、猟師も恐れて近よらず」との記述があるそうですφ(.. ;)ナルホド…


他にも一本足・一つ目妖怪の《一本ダタラ伝説》もあります!

ある日修行僧がやってきて妖怪たちを牛石に封じ込めましたが、一本足・一つ目の「一本ダタラ」だけが逃げてしまいました。

妖怪は年一回、付近を通る旅人を襲って食べるといわれ…
猟師が死闘の末、怪物を撃ち取ってみたところ、正体は背中に笹を生やした大イノシシだったとか…

《とよた 時の作品集》より引用させて頂きました(^^)カンシャ!


牛石の反対側に立つ神武天皇の像



その昔 神武天皇が東征の折、熊野から大台ヶ原を越えて大和へ入られ、ここで休まれた!という伝説があります(o^o^o)


次は正木ヶ原に向かいます
テクテク┏( ・_・)┛テクテク

ミヤコザサ草地がひらけており、立ち枯れしたトウヒ(唐檜 エゾマツの変種)の風景が現れます!



この正木ヶ原付近は野生の鹿が出没するらしく、前回の雨の時には、私の目の前を2頭の鹿が駆け抜けて行った場所です(m'□'m)アッカン!

《立ち枯れのトウヒの墓場・負のシンボル》



台風による倒木の除去に端を発し、コケの減少とササの増加、それに伴う鹿の繁殖、樹皮を食べられたトウヒの立ち枯れという連鎖が引き起こされました(~o~)



正木ヶ原の説明板によれば
昭和38年頃までは鬱蒼とした苔むす森であったということですが…

伊勢湾台風によって、たくさんの樹木が倒れ
それらを搬出したことがきっかけとなり、林床が乾燥化してコケ類が大幅に減少してしまいました(-_-;)

代わってミヤコザサが林床を覆うようになり、樹木の発芽・生育条件が悪化したそうです。



またササを主食とするニホンジカが増加し、下層植生が食べられたり、樹木の皮がはがされるようになり、森林の衰退が進行していったということです。




正木峠につづく

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