NHKの特番、オウム真理教を見た。きのうは、イヤな部分が多くて、全部はみていないのだが、
きょうは、警察がどう動いたか・・ということだった。
地下鉄サリン事件の前の6か月前には、オウムとサリンの関係をつかんでいながら、強制捜査にふみきれなかった、日本の警察って、なにが問題なのだろう・・と考えてしまった。
サリンに対する法律がなかった・・なんて、言い訳にもならないだろう。当時の警察の幹部の人の話を聞いていると、想定外のことに対して、動きができないというか、判断が、決断ができない、組織の問題があるのではないかと思った。
松本や、神奈川や熊本など、各県警は一生懸命やっていても、連携ができていない。県警はそれ自体、ひとつのムラになっているのではないか。1994年は、今ほどインターネットもなかった時代か。
きょうのTVを見たら、地下鉄サリン事件で亡くなった人や後遺症に悩む人は浮かばれない・・
せめて、1月ごろに強制捜査が入っていれば・・・と悔しくなった。
事件がおきなければ、警察は動かない。そして証拠がなければ警察はうごかない。とはいえ、オウムは事件を起こしていた。サリンに関する証拠もあった。警察は追い詰めていたのに、半年もかかってしまって、結局地下鉄事件が起きた・・。坂本弁護士の殺害現場にもオウムの痕跡があったんじゃなかったかな。
当時も、あまりの警察の後手後手に、踏み込めないなにかがあるのではないかと、私は疑っていたのだが。疑いはTVをみた後もまだ晴れていない。
人の弱さに付け込んで、集団心理を利用する。 こんな宗教団体はごめんこうむりたい。