映画館で見ようと思っていたのに、見逃してしまったマイケルムーアの「キャピタリズム」のDVDを見た。
資本主義もここまでくると強欲主義というものだろう。
政治が、わずかな大富豪のために利用され、国民が身ぐるみはがされていった過程がよくわかった。
サブプライムローンの破たんで銀行が危機に陥ると、税金を使って助けた。そこで働く人の給料やボーナスは驚くほど高額で、それが税金導入後も維持されていた。
日本でも同じようなことが起きていた。バブルがはじけて、銀行がたち行かなくなったとき、政府はやはり銀行を税金で助けた。銀行をつぶすわけにはいかない・・というのが理由だったが、政治と密着したマネー企業だけが自己責任を免れ、税金投入となるのは、おかしいと、当時も思っていた。
今東京電力で、同じことが起きている。
政治は、国民の幸せのためになされなければ意味がない。
映画の最後、ルーズベルト大統領が、国民皆保険や、労働者の権利や、忘れたがいろいろ国民の権利を憲法に入れようとしていたのは感動した。残念ながら病気で亡くなって実現しなかったらしいが・・。
日本は、アメリカにはない、いいところもあるみたいだ。
その権利をもっと活かせたら、もっと豊かになれそうな気がするけどなあ・・。
未だ、日本は、というより、秋田はお上意識がはびこっているかんじで、閉そく感だなあ・・。
アメリカは民主主義の国だと思っていたけれど、資本主義の国だってことがよくわかった。
その荒波に飲み込まれないように、マインドコントロールされないように、TVを見るのを控えたいと思う。節電にもなるし、一挙両得だ!