川本ちょっとメモ

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なんでこれが全国ニュース? 6月14日、森喜朗元首相「小渕氏を華やかな舞台に」

2023-06-18 22:37:16 | Weblog




 ニュースを検索していると、いくつもの関連ニュースが表示されます。目的があって検索するのですが、関連表示がずらりと並ぶ中から目的から外れた事柄へ道草することがしばしばあります。基礎体力が弱くなり、相応して集中力が貧しくなっています。

 でもこの道草で、今まで知らなかったことに出会うきっかけになることがしばしばあります。新しいきっかけで、知らなかったことを知りたいという意欲が元気になりますから、道草も悪いものではありません。



  「小渕優子氏を華やかな舞台に」 森喜朗元首相、期待示す

               福島民報 2023/06/14 21:25

  森喜朗元首相は6月14日、東京都内のホテルで開かれた自民党の小渕優子組織運動
 本部長のパーティーであいさつし、政権の重要ポスト就任に期待を示した。「小渕氏
 を華やかな舞台にもう一度登場させたい」と述べた。

  11日死去した青木幹雄元官房長官にも触れ「小渕氏が飛躍した場所に座ってから、
 逝きたかっただろう。心残りだったと思う」としのんだ。小渕氏は政治資金規正法違
 反事件を巡り2014年に経済産業相を辞任した経緯がある。

  <政治とカネ> 安倍内閣の小渕優子元経済産業大臣 大臣辞職したが議員辞職はなし

  小渕氏は、青木氏との思い出を振り返り「ご指導に恥じない仕事を一生懸命してい
 きたい」と語った。

  森氏は2000年当時、小渕氏の父、恵三首相が脳梗塞で倒れた後、後継の首相に就い
  た。



 原発事故があってから、たまに福島民報を見ることがあります。そんなときに上の記事を読みました。



 森喜朗元首相が小渕優子議員のことを持ち上げたのは、小渕氏の後援者向けパーティーの席上のことでした。招待された森元首相が小渕氏を持ち上げたのは、こういう場合の来賓の常套文句です。

 資金稼ぎを兼ねた国会議員の後援者向けパーティーは頻繁にあって、珍しいことでもありません。



 ですから、こんなニュースは群馬の地方ネタていどなのに、何で東北の福島民報に載っているのか疑問に思いました。このニュースを検索してみると、同じニュースが何行も出てきます。私は神戸新聞を拾ってニュースを見ました。福島民報と同文です。

 このあたりで気づくところがあって、共同通信ニュースを閲覧するとやはり福島民報と同文でした。福島民報も神戸新聞も共同通信の契約地方紙でした。

 共同通信の配信ニュースとわかっても、衆議院比例区の北関東ブロック圏域のローカルネタが近畿ブロックの神戸新聞、東北ブロックの福島民報に載ることに疑問が残りました。しかし、その当たりの詮索はやめておきます。



 上のニュースにある故青木幹雄元官房長官、森喜朗元首相、故小渕恵三首相の人間関係を見てみましょう。

 故小渕恵三首相は2000年4月、脳梗塞で倒れて意識不明となりました。この緊急事態に際して当時の青木幹雄官房長官が派閥領袖のうち4人を急きょ招集しました。5人の密室会議として当時から有名になったエピソードで、私もよく覚えています。

 森喜朗氏の後継首相就任はこの密室会議で決まったと言われています。

 小渕内閣の青木官房長官は、後継森喜朗内閣の官房長官も務めました。
 青木幹雄氏は一方、小渕首相急死の後を受けて、小渕優子氏の政界後見人と認められてきました。

 小渕優子氏は当選回数も多く、今やベテラン議員に入る実力派議員です。
 小渕優子氏 1973年12月11日生まれ。2000年6月、26歳、衆議院議員初当選。



 この3氏の人間関係に注目してみると、上のニュースが生き生きとしてきます。通常国会会期末6月の衆院解散問題と共に内閣改造も政界の興味を呼んできましたが、会期末解散が無いとなれば内閣改造がさらにクローズアップされてきます。

 6月14日小渕氏パーティー席上の森元首相の「小渕氏を華やかな舞台にもう一度登場させたい」 発言は、6月14日の小渕パーティー時点で、森喜朗元首相が衆院解散無しを知っていたことを示し、次の衆院解散前に内閣改造があると観測していることを示しています。

 夏の終わりごろに内閣改造があれば、小渕優子氏の入閣はありそうですね。
 反対に、問題満載の高市大臣は消えるでしょう。



       岸田首相 「今国会の会期内では衆議院を解散しない」
 
           NHK 2023年6月15日 20時15分

  岸田総理大臣は6月15日夜、総理大臣官邸で記者団の取材に応じました。

  この中で岸田総理大臣は「立憲民主党が内閣不信任案を出すというのであれば、
 即刻否決するよう、先ほど自民党の茂木幹事長に指示を出した。公明党の山口代表
 にも協力を求めた」と述べました。

  そのうえで、記者団が「今の国会で衆議院を解散しないということか」と質問した
 のに対し、岸田総理大臣は「今国会での解散は考えていない」と明らかにしました。


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