ベートーヴェン作曲、カンタータ 「栄光の瞬間」Op.136、という作品の存在はつい最近まで全く知りませんでした。ボックスセットと言うのだと思いますが、ベートーヴェンが作曲した(ほぼ?)全ての作品を網羅したCD集の中から、個別のCDが一枚づつネット上のオークションサイトに出品されることがあります。そんな一枚の中から「合唱幻想曲ハ短調Op.80」を聞いてみたくて入札したところ、無事そのまま落札出来て、つい最近手元に届いたCDがありました。その「合唱幻想曲ハ短調Op.80」にカップリングされていたのがカンタータ「栄光の瞬間」Op.136です。
カンタータは意味の広い言葉ですが「栄光の瞬間」Op.136は明らかに教会カンタータで、オラトリオと言っても良く、あるいはクリスチャンではない私の耳には、ミサ曲と言っても良いのではないかと思います。と言うのは、私自身がベートーヴェンの最高傑作と考えているミサ・ソレムニスOp.123のダイジェスト版の様な雰囲気を強く感じるからですね。そう思って作品番号を比べると、ミサ・ソレムニス(及び同時期に作曲されていた「第九交響曲」)の後に作曲された曲なんですね。
「ミサ・ソレムニス」の合唱は、マエストロ金聖饗の指揮で神奈川フィルのステージで歌いました。その時のマエストロ金の語録で印象に残っているのに、「ミサ・ソレムニス」は一生懸命演奏して、終演にたどり着いてタクトを降ろして聴衆を振り返ると、結構な人々が寝ている。確かに第九以上の大作で、聞く側にも集中力を維持する体力が求められますから、どうしても最後までついて行けずに寝てしまう聴衆も出てくるだろうと思います。ベートーヴェン自身もそのことに気付いていて、ダイジェスト版としてカンタータ「栄光の瞬間」を作曲したのかなと、最初に聞いた瞬間に思いました。
例えば大人だけのクリスマスのホームパーティーのBGM等として、いわゆるクリスマスキャロルよりもアダルトでキリスト教的な雰囲気に包まれたい向きには良いのではないかと思います。
カンタータは意味の広い言葉ですが「栄光の瞬間」Op.136は明らかに教会カンタータで、オラトリオと言っても良く、あるいはクリスチャンではない私の耳には、ミサ曲と言っても良いのではないかと思います。と言うのは、私自身がベートーヴェンの最高傑作と考えているミサ・ソレムニスOp.123のダイジェスト版の様な雰囲気を強く感じるからですね。そう思って作品番号を比べると、ミサ・ソレムニス(及び同時期に作曲されていた「第九交響曲」)の後に作曲された曲なんですね。
「ミサ・ソレムニス」の合唱は、マエストロ金聖饗の指揮で神奈川フィルのステージで歌いました。その時のマエストロ金の語録で印象に残っているのに、「ミサ・ソレムニス」は一生懸命演奏して、終演にたどり着いてタクトを降ろして聴衆を振り返ると、結構な人々が寝ている。確かに第九以上の大作で、聞く側にも集中力を維持する体力が求められますから、どうしても最後までついて行けずに寝てしまう聴衆も出てくるだろうと思います。ベートーヴェン自身もそのことに気付いていて、ダイジェスト版としてカンタータ「栄光の瞬間」を作曲したのかなと、最初に聞いた瞬間に思いました。
例えば大人だけのクリスマスのホームパーティーのBGM等として、いわゆるクリスマスキャロルよりもアダルトでキリスト教的な雰囲気に包まれたい向きには良いのではないかと思います。
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