レイナルド・アーンの歌曲、「恋する乙女」である。「恋されるひと」とか「愛される人」という様な邦題もあるようだ。
Des-dur 4分の3拍子 lentのゆったりとしたリズムで、歌の旋律とピアノの間奏が互い違いに繰り返す。ピアノの左手は途中から16分音符の5連譜のアルペジオとなり、歌の旋律は時として3連譜でピアノ伴奏にからむ。この曲も初めて聞いたときから印象に残る曲であるが、何故か「クロリスに」や「私の詩に翼があったなら」に比べると、動画サイトにアップされた音源もネット上のその他の情報も、顕著に少ない。ということで私が聞いた音源は全てピアノ伴奏のものばかりである。尤も印象的な間奏はピアノの打楽器的な特徴を活かしていると思うので、ハープで伴奏するとややインパクトが弱くなると思う。それでも間奏以外をハープで伴奏してもらい、間奏部分をヴァイオリンや木管楽器で演奏してもらうという手もあるだろう。
この曲もさらう積りで楽譜はダウンロードしているが、24日の本番で歌う予定には入っていないため譜読みは始めていない。24日が終わった後でゆっくりと歌ってみたいと思っている。
ということでこの曲についてはあまり書くことがないので、レイナルド・アーンについて少し記す。ウィキペディアに依れば、アーンの父親はドイツ系ユダヤ人で母親はスペイン系バスク人。1875年にベネズエラに生まれフランスへ移住、1912年にフランスに帰化し、1947に没した。1870年代に生まれた有名な作曲家を並べてみると
スクリャービン 1872-1915
ラフマニノフ 1873-1943
シェーンベルク 1874-1951
ラヴェル 1875-1937
アーン 1875-1947
ドナウディ 1879-1925
レスピーギ 1879-1936
アーンが生まれる9年前の1866年にエリック・サティが生まれており、パオロ・トスティは1846-1916である。こうしてみると19世紀後半から20世紀前半にかけて各国でそれぞれ独自のスタイルをもった歌曲が爛熟し、またロマン派音楽から現代音楽への架け橋となった様々な音楽史的な画期となる重要な作品が制作されたことが再確認出来るようだ。
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さて、宣伝です。
来る8月24日(日) 大人の学芸会サマー・フェスティバル で
レイナルド・アーンの歌曲;「クロリス」、「夜に」、+もう1曲ぐらい
歌わせて頂きます。 @門前仲町徒歩10分 Symphony Salon
13:00-18:00
このブログを見て興味を持っていただいた方は、宜しかったらお聞きにいらして
下さいませ。なおサマー・フェスティバルは器楽アンサンブルが中心で声楽は
少数派ではあります。
Des-dur 4分の3拍子 lentのゆったりとしたリズムで、歌の旋律とピアノの間奏が互い違いに繰り返す。ピアノの左手は途中から16分音符の5連譜のアルペジオとなり、歌の旋律は時として3連譜でピアノ伴奏にからむ。この曲も初めて聞いたときから印象に残る曲であるが、何故か「クロリスに」や「私の詩に翼があったなら」に比べると、動画サイトにアップされた音源もネット上のその他の情報も、顕著に少ない。ということで私が聞いた音源は全てピアノ伴奏のものばかりである。尤も印象的な間奏はピアノの打楽器的な特徴を活かしていると思うので、ハープで伴奏するとややインパクトが弱くなると思う。それでも間奏以外をハープで伴奏してもらい、間奏部分をヴァイオリンや木管楽器で演奏してもらうという手もあるだろう。
この曲もさらう積りで楽譜はダウンロードしているが、24日の本番で歌う予定には入っていないため譜読みは始めていない。24日が終わった後でゆっくりと歌ってみたいと思っている。
ということでこの曲についてはあまり書くことがないので、レイナルド・アーンについて少し記す。ウィキペディアに依れば、アーンの父親はドイツ系ユダヤ人で母親はスペイン系バスク人。1875年にベネズエラに生まれフランスへ移住、1912年にフランスに帰化し、1947に没した。1870年代に生まれた有名な作曲家を並べてみると
スクリャービン 1872-1915
ラフマニノフ 1873-1943
シェーンベルク 1874-1951
ラヴェル 1875-1937
アーン 1875-1947
ドナウディ 1879-1925
レスピーギ 1879-1936
アーンが生まれる9年前の1866年にエリック・サティが生まれており、パオロ・トスティは1846-1916である。こうしてみると19世紀後半から20世紀前半にかけて各国でそれぞれ独自のスタイルをもった歌曲が爛熟し、またロマン派音楽から現代音楽への架け橋となった様々な音楽史的な画期となる重要な作品が制作されたことが再確認出来るようだ。
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さて、宣伝です。
来る8月24日(日) 大人の学芸会サマー・フェスティバル で
レイナルド・アーンの歌曲;「クロリス」、「夜に」、+もう1曲ぐらい
歌わせて頂きます。 @門前仲町徒歩10分 Symphony Salon
13:00-18:00
このブログを見て興味を持っていただいた方は、宜しかったらお聞きにいらして
下さいませ。なおサマー・フェスティバルは器楽アンサンブルが中心で声楽は
少数派ではあります。