かわティブログ 「発達と教育」と「生徒指導概論」

  平成24年度後期のシラバスは10月3日にあります。

質問と回答:生徒指導概論A(木)101125 日本の子どもと自尊心―自己主張をどう育むか 討論

2010年11月26日 | Weblog
1. 先生が授業中に飲んでいる飲み物は何ですか?とても美味しそうです。
  答:面白い質問ですね。いろいろありますが、たいていは紅茶です。今日はマンゴティーでした。アールグレィのことが多いです。

2. 川島先生は、初対面の人に対し、どれくらい自己開示をしますか?
  答:私は、もちろん、相手の様子をうかがいますが、どちらかというと、すぐに自己開示する方だと思います。それと、あまり場面によってキャラを変えることができません。

3. 川島先生の授業のレポートは、ゼミ生が読んでいるということでした。かなり私的なことまで、ぶっちゃけて書いてしまっているのですが、大丈夫でしょうか。私のプライベートが公になるといったことはないですよね?
  答:どこからそんな話が出たのですか。それはないと思います。もちろん、TAの人が、採点を転記するときに見ることはできますが・・今のTAの人は、レポートに興味がないようです。

4. 私の意見としては、普段日本語では言いにくいことでも、一度日本語を英語という別の言葉に置き換え、それを相手に発しているため、日本語で話すほど言葉の意味に感情を移入することなく言葉を発することが出来るからではないかということだ。これについて川島先生はどう考えますか。
  答:そうですね。感情移入ができないというのもあると思います。また、それは英語かどうかというだけでなく、どうしても母国語に比べて語彙が少ないので、単純な言い回ししかできないので、感情の表現も単純になるのだと思います。

5. 何かの本で、「男性は一般的にあまり自分のことを話したがらない」という記述を見たことがあるのですが、先生はこの意見をどう思われますか?
  答:そうですね。男性は、すぐに他人の言葉に傷つきやすいので、それを恐れて話さない傾向があるような気がします。しかし、女性に比べて傷つきやすいのですが、後を引かないで忘れてしまう傾向もあります。



質問と回答:生徒指導概論A(木)101125 発達障害の子どもたち  杉山 登志郎 前半

2010年11月26日 | Weblog

高橋先生に訊いてみました。
1. 発達障害のこどもと、そうではない子の接し方の違いはどのようなものですか。
  答: 高橋先生:直接的で具体的なコミュニケーション、できて当たり前という態度ではなく本人の努力を認めることなどです。そして「障害のある子」という意識でなく、「個性のある子」という意識で接することです。

2. 発達障害の子どもに対しての注意の仕方について
  答: 高橋先生:その子に関わる人たちが一貫した態度でのぞむということが重要です。また、頭ごなしに注意するのでなく、どうすべきか、望ましい行動について、きちんと伝えるということです。

3. 発達障害の子どもが普通学級で生活しやすい雰囲気を作る為には
  答:やはり、クラスの他の子どもたちに、その発達障がいの説明をして、理解を得ることでしょうね。これも、高橋先生に訊いてみました。

  高橋先生:まずは、教師が発達障害のある子を特別視しないということです。そして、個性を認めながら、うまくいけないことはさりげなく支援します。他の生徒達は、教師の関わり方をモデルとして関わる部分もありますので、教師の関わり方は重要です。一人ひとりの個性を大切にする姿勢を忘れずに。



4. 「障害」という言葉のニュアンスについて、先生はなにかいいと思うような提案はありますか。
5 . 先生は「障害」という言葉を使うことについてどうお考えですか?
6 . 先生は「しょうがい」を「障害」、「障碍」、「障がい」のうち、どの表記が良いと考えていますか?理由がありましたら一緒にお答えください。
  答:確かに、字を見ると、害を受けているということになりますが、気にする人は気にするのだと思います。ですから、それを気にしている人のことを考えると、「障がい」がいいのかもしれません。私は、あまり気にする方ではありません。しかし、どのような感じを使うかと言うことよりも、例えば「嫁」(現在では、家と家の結婚はないので、「嫁」という立場はない)ということばが、現在ではあり得ないのに、気軽に使われていることの方が気になります。

7. 先生は自分の子どもが特別学級に通ったほうがよいといわれたら、すぐに納得することができますか。
  答:それはそうですね。たぶん子どもにとって、その方がいいと思うので特別支援学級に通わせると思います。それでけでなく、普通学級では受けることのできない個別指導と個別のカリキュラムを作ってもらえるだけでもありがたいので、そうするとおもいます。

8. 自閉症者の自伝でおススメの本などはありますか?
  答:すみません。いろいろ出ていますが、私は、ドナ ウィリアムズの「自閉症だったわたしへ」しか読んだことがありません。おススメかどうかわかりません。

9. 川島先生が考える通常学級と特殊学級のプラスの点、マイナスの点を教えてください。お願いします。
  答:プラスであるかマイナスであるかは、子どもによって異なるので答えにくいですが、基本的に特殊学級では、その子ども個人に合ったカリキュラムを作りますが、普通学級では、もっとも多いであろうと考えるレベルの子どもに基準をあわせます。そう考えると、その基準に合っている子どもにとっては良いのですが、その基準からはずれている子どもは特殊学級の方がいいと思います。ですから、すべての子どもにとか、特殊学級がプスかマイナスかと考えることはできないと思います。

10. 川島先生はどれくらいの発達障害の方と関わったことがありますか?
  答:以前、附属養護学校に関わっていたことがあったので、その時に、いろいろな子どもに会いました。また、今でも時々ADHDやアスペルガーの子どもと遊ぶことがあります。また、弟の幼稚園では、いろいろな子どもに出会います。

11. 母の会社の上司が「僕は発達障害だから」と言っていたそうです。自分自身で発達障害を自覚することは可能ですか?
  答:本気で言っているのであれば、たぶんアスペルガーの診断を受けているのではないかと思います。アスペルガーの人は、この大学にもいるのではないでしょうか。そのくらい実際には仕事もできるので、社会にとけ込んでいます。

12. クラスの中で発達障害の子どもたちの存在に気づいた時、教師としてまず何をすべきですか?
  答:まず、その子どもの障がいについて知識を深めることで、2次障害に気をつけることだとおもいます。

13. 最近は、妊娠中にお酒を飲んだりタバコを吸う方が多いと聞きますが、実際にそういう方を見たことはありますか?
  答:それは、町を歩いていると、良く出会いますよ。お腹が大きいのにタバコを吸っていたり、お酒を飲んでいる人に・・・

14. IQは、以前テレビ放送されていた「IQサプリ」のようなクイズ形式でも正確に図れるのですか?
  答:そりゃ、無理でしょう。心理学で一生懸命研究して作られた知能テストでさえ、性格に計れているかどうかもわかりません。

15. 好きなお酒は何ですか?
  答:以前にも、同じ質問があったので再掲です。お酒は、つまみによって、何でも飲みます。食事の時の飲酒が主で、食事以外の時にはあまり飲みませんが、時々飲みます。飲むものは、食事の時は、焼き肉や焼き鳥なら生ビール、生牡蠣や刺身なら日本酒度が3以下の日本酒、しかし、トロやハマチのような油分が多いのなら辛めの日本酒、鶏肉の鍋なら焼酎それも乙類の焼酎がいいです。ビーフシチューやトマト味の洋風料理なら赤ワイン、バターを使った魚料理や牡蠣などは白ワイン、中華料理は紹興酒でお燗をした方が好きです。というように、なんでも飲みます。その他に、食後にはウイスキーやブランデーを飲みます。昨年行ったアイルランドの「コネマラ」というアイリッシュウイスキーは最高でした。また、食前や食事を作りながらは甘いリキュールを飲むことも多いです。9月に行ったエストニアの「バナタリン」はおいしいリキュールです。ラトビアの「ブラックバルサム」もいいですよ。(再掲)

16. 第二章くらいから使われている「そだち」はなぜ平仮名なのですか。何か意味があるのでしょうか。
  答:なんだろう。よくわかりません。もしかすると「育ち」とすると、意図的に育てられたというニュアンスを持つからなのだろうか。しかし、両方ともよく使われると思います。


17. 海外では自閉症やADHDなどの児童生徒をどのように指導しているのでしょうか?特別支援学級のようなものがあるのでしょうか?
  答:もちろんありますよ。ネットで調べてください。

18. 発達障害の子どもにとって、通常学級に通うのと特別支援学級に通うのだったら、どちらの方が良いのでしょうか。
  答:子どもに、よるかもしれませんが、

19. 先生は、「やっぱり自分に合わないな」と思ったことをやめたり新しいものに変えたりするのは「ずるい」ことだと思われますか?私自身は、バイトや部活なども含め自分のためにならないと思ったことは時間がもったいないのでやめても良いと思うのですが、続けることで何かが得られるという考え方も納得できます。どのように考えたら良いのでしょうか?
  答:「ずるい」と言うことはないと思います。それが、その人の生き方なのだと思います。でも、人間は波があるので、続けるということで得られるものもあると思います。

20. 以前ある場面で、ある人に「どんな教師になりたい?」と問われ、悩んでしまいました。
こんな教師を目指すというなんとなくのイメージがあるのですがでうまく言えません。先
生の希望として、私たちにどんな教師になっていってほしいですか?本の内容とまったく
関係のない質問ですが、回答よろしくお願いします。
  答:それは、人によって違ってもいいと思います。というより、それしかないかも。もし、言うとすれば、ロジャースの言う「自己一致(純粋性)」を持った教師かな。


21. 前回、前々回のレポートは、提出出来ませんでした。その理由として、生協で課題の本が売り切れてしまっているという状況でした。何人もの友人に借りることを試みましたが、みな自分自身の課題で精一杯で貸す事が困難とのことで、本を入手することが出来ず、やむなくレポートを提出することが出来ませんでした。本を読むことができなかったので討論できませんでした。
  答:そうですか。一応、生協では、そのようなことがないように配慮していると言っていました。ただ、学期が始まって、一ヶ月くらいすると版元に返却してしまうようです。買えないことが無いようにするには、学期の始めに全部買う方がいいと思います。でも、一度に買うと金額が大きくなるので大変ですよね。

22. 川島先生は障害を持った子供に教授をしたことはありますか?あるのならどのような対応をしましたか?教えていただけるとありがたいです。
  答:教授はしたことがありませんが、遊んだことはあります。対応と言うほどのことは考えずに遊んでいました。ただ、ADHDの子どもは見ていないとすぐにどこかへ行ってしまうので追いかけるのが大変です。自閉の子は気分を損ねないようにつかず離れずという感じでした。


23. 私が経験したような障害を持った子は、人の感情や考えを察するような能力はあるのでしょうか。どの程度の障害の重さで対人関係をうまく築けなくなってしますのでしようか。
  答:障がいの重さは、子どもによって異なります。ですので、対人関係がうまくできるかどうかは、決められません。しかし、適切な対応を受けることで、その子なりのレベルの人間関係を築けるようになると考えられます。