かわティブログ 「発達と教育」と「生徒指導概論」

  平成24年度後期のシラバスは10月3日にあります。

質問と回答:発達と教育A (水) 101110 発達障害とことばの相談 後半

2010年11月10日 | Weblog
1. 先生は、なぜ海外に興味を持つようになりましたか?きっかけを教えてください。
  答:始めて海外に行ったのは、留学でイギリスでした。その時にカルチャーショックをうけました。その後、子ども達を連れて、アメリカに2週間(長男が中学生)、ヨーロッパに1ヶ月(長男が高校2年生)の車で、その日の宿を決めずに放浪した旅をしてから外国旅行にはまりました。その後、家族だけでなく、学生を連れて同じような旅をするようになりました。

2. た、年を重ねるにつれて海外で「感じる」、「思う」ことに何か変わりはありますか?
  答:それはありますが、歳をとったからと言うよりは、経験によってのような気がします。特に、最近は食事が肉料理が多くて困ります。出来るだけ、魚料理や脂っぽくないものを探して食事をします。その他に感じるというより思うことは、リタイアしてからどこで過ごそうかを考えることがあります。今は、リタイアしたら、とりあえずポルトガルかカナリア諸島に何ヶ月かは以降と考えています。


3. 先生が心理学に興味を持ち始めたきっかけは何ですか。
  答:私は、父と母が幼稚園をやっていたので、乳幼児・児童心理学を勉強したいと考えて大学院に行きました。そこから、大学に就職しより広い分野での興味を持つようになりました。

4. 日本ではまだ言語聴覚士(ST)はまだあまりなじみのない職業ですが他の国ではどうなのでしょうか?
  答:さあ、どうでしょうか。しかし、アメリカでは特別支援学校では、言語療法をする人がいることは聞いています。


5. P.S.先生、僕のマインドマップと日記についての自己肯定感を育てる、という案に対する意見ほしいです。先生は、これで自己肯定感を育てられると思いますか。
  答:いいですねえ。心理学では、50年くらい前から、セルフカウンセリングの一つとして日記による方法を主張している人がいます。あなたのマインドマップは、それを一歩進めたような形ですね。また、交換日記のような形で、カウンセリングを行っている人もいます。今なら、携帯のメールでも出来るかもしれませんね。


6. この本を選んだ理由はなんですか?
  答:何冊か読んだ、発達と発達障がいに関する本の中で、わりと読みやすく皆さんに役に立ちそうだと思ったからです。

7. 学校現場で発達障害の子どもが居たとして、他の子どもたちにどのようにその子のことを説明しますか?
  答:それは、子どもと母親の対応の仕方によります。私の知っているADHDの子どもでは、小学生の高学年になった時に、「あなたは脳の病気で、そのために、目に入ったことや気がついたことをすぐやってしまうの、だから、ゆっくり考えてみましょうね」などと母親が言っているのを聞いたことがあります。その他にも、いろいろな言い方がありますが、子どもが何らかの形で、自分の特別な状況を知ることは大切だと思います。

8. 言葉を使う練習としても、いい人間関係を構築するための手段としても、会話ってとても大切だなあと思ったのですが、川島先生が普段会話する中でなにかこれだけは気をつけようなどと思ってらっしゃることはありますか?あったら教えてください。
  答:私は、あまり気をつかっていません。というより「正直が最高の策略である」と思っている部分があるからです。しかし、時々、余計なことを言ってしまったなあ、と後悔することもあります。できれば、余計なことを言わない人間になりたいと思っています。

9. ところで。私は競技の関係でヨーロッパや北アメリカの田舎に毎年行っていたのですが、先生もご旅行なされると言うことで、次に行きたい国はどこですか?また、今まで行った国でこの国は良かったというところはありますか?またそれはなぜですか?読書レポートとは全然関係なくてすみません。ちなみに、私は行ってみたい国はスペインで、良かったなと思う国はオーストリアですかね。いやどの国も結構好きなんですけど、オーストリアはドイツよりもおおらかで明るい人が多くて、他の国よりも天気の良い日が多いから。また晴れた日の山と空のコントラストが最高にきれいだからです。
  答:オーストリアもスペインもいいですね。オーストリアは、確かに、ウイーンはヨーロッパで一番落ち着いていて生活がしやすい気がします。町中も、あまり危ない場所がないし(これが一番重要かも)歴史的にもきれいなところが多いし人々が安定して暮らしている雰囲気がありますね。私も、また行きたいです。ドイツは、やはり昔の西側と東ドイツとでは、今でも差があるような気がしますが、もう3年前にいったきりなのでわかりません。最初にドイツに行った時は西ドイツからベルリンまでトランジットでドライブをしたのですが(1989年)いろいろひどい目に遭いました。スペインは、南と北と東では、とても異なっています。日本の人は南地方しか行かないことが多いし、スペインは暖かいところだと思っていますが、北側の大西洋側は8月にヒョウにあったことがあります。また、サンティエゴデコンポステーラに向かう巡礼の道にそったところやサンタンデールなどは避暑地であり、とてもヨーロッパ的なきれいなところです。前にも書きましたが、私は、リタイアしたらポルトガルに行こうかと思っていますよ。あの素朴さが好きです。


10. ここでかわティに質問があります。かわティは「自分、変わらなきゃダメだな」って思ったことはありますか。それはいつですか。また、どんなことをして変えてがきましたか。
  答:私は、あまり~しなきゃいけないと思うことが少ないです。だから、だらしないのかもしれませんが・・・~しようとを思って生きていることの方が多いです。でも、熱中しやすくさめやすいので、いろいろなことに興味があります。

11. 先生は、海外に旅行に行ったとき、食べ物が合わなくて困ったという経験はありますか?
  答:ありますあります。フランスの田舎ではレストランのメニューが手書きのことが多いので、適当に頼むとなんだろうと思うような味付けのものが出てきます。後は、お酒で流し込んで我慢をします。でも、一応は、牛肉か鶏肉かサカナかなどは、辞書を引きながら注文するので何とかなることが多いです。

12. また、今まで行ったことがある国で、一番お勧めの国はどこですか?
  答:これは、いつもですが、あなたがどんな人かがわからないとオススメもできません。しかし、まあ、始めは英語の国の方が無難でしょうね。

13. 提出レポートは、裏表の両方に印刷してもよろしいですか?
  答:もちろん、いいですよ。

14. 障害というのは生まれつきのものだけなのでしょうか。育て方のせいで発症してしまう障害というのはあるのでしょうか。高熱を出したとかいう場合のほかに、です。おじいちやんの介護のために子どもと話さずにきてしまって気付いたら全く話さない子になっていたという話がありましたが、これは赤ちゃんの頃に話さなかったから発症してしまった自閉症だったのでしょうか…?
  答:いや、それは自閉症ではありません。しかし、自閉症に似たような症状になることは考えられます。遺伝と環境は、そのどちらが大きく影響するかですが、状況によっては環境だけでもかなり社会的に困難な状況になることもあります。