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『あいうえお』の話

2015年11月12日 | Weblog
小学校勤務時代のかつての教えた生徒から

「先生、あいうえおの話はどんな話だったですかね。」
という電話がありました。


相当昔に話した話です。「楽しい授業」という雑誌に載っていました。数年前にその話に再び出会って、ブログに載せたことを思い出しました。それがいつだったか分かりません。


パソコンでたどって、たどって、たどって・・・。ありました、ありました。2010年2月までまでさかのぼりました。その子どもたちを教えた時に、パネルシアタにしました。いろんな思い出がある話です。

たぶん、本にはなく、出典もわかりませんが、話のネタになるかも知れません。

 
むかしむかしある国に、(あいうえ王)〈アイウエオ〉という王様と王子様がいました。
 


とても平和な国でしたが、ある時、(かきくけ侯)〈カキクケコ〉という侯爵と(さしすせ僧)〈サシスセソ〉という僧侶がぐるになって反乱をおこし、王様は(たちつて塔)〈タチツテト〉という塔で殺されてしまいました。 


 
王様の死で、かなしみの中で王子軍と反乱軍の戦争が(なにぬね野)〈ナニヌネノ〉という野原ではじまりました。
 

はじめは、反乱軍の勢いがつよく、王子軍は負けそうになりました。それでは、王様にもうしわけないとがんばりました。そこで王子は、城からひみつへいきの(はひふへ砲)〈ハヒフヘホ〉というたいほうをつかいました。あっというまに王子軍はかちすすんでいきました。
 

このままではまけてしまうとおもった反乱軍はとなりの国に応援をたのもうと思い、あんごうで書いた(まみむメモ)〈マミムメモ〉を家来にもたせました。

 

ところが家来は、とちゅうで王子軍につかまってしまいました。つかまった家来は、王子軍から、
「このメモはなんだ。はくじょうしろ。(やい、ゆえよ。)〈ヤイユエヨ〉」とおどされました。

「このメモは、となりの国におうえんをたのもうとしたものです。」と家来ははくじょうしました。こうして反乱軍はおうえん軍が来ることもなくまけてしまいました。

侯爵と僧侶はお城の地下の(らりるれ牢)〈ラリルレロ〉にとじこめられました。
国には平和がもどり、王子は、(わいうえ王)〈ワイウエオ〉となってみんながなかよくくらせる国をつくったとさ。
 

はなしはわかりましたか?
(ん!)〈ン〉 

おしまい。

 

なんとなくおもしろい話でしょう。『あ』から『ん』までしっかり使った話でした。

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