『人知れず流した涙のその後は
今日の卒業新たな旅立ち』
今日は、高校の卒業式でした。
朝の会の時に、
「おにいちゃん、お姉ちゃんが高校を卒業する人?」
と聞くと、何人かが手をあげました。
かつての生徒から、卒業式の様子の写真を送ってくれました。
別れの寂しさと4月からの期待があります。
節目の時です。
そして、ステップアップしていきます。
(2023年3月1日春 高校の卒業式)
卒業式。
いろんな思い出が蘇ってきます。
退職する年。
最後の証書を渡す年。
学校に残って、けっしてうまい字ではありませんが、一人ひとりに思いを込めて、証書に名前を書きました。
証書を渡すとき、BGMは、なにかとお世話になっている方が、ピアノをライブで弾いて下さいました。
その曲を聴きながらの卒業証書授与です。
証書わたしは、大勢の中でも、渡す瞬間は、誰にもわからないこちらと卒業生だけの空間です。
証書もほんのわずか1・2秒の同時に持つ瞬間があります。
見つめ合い、そして、自分の手から証書がすりぬけていきます。
おめでとうと小さい声で言うと、笑顔を返してくれるか、
「ありがとうございます。」
と同じように小さい声で返してくれます。
その瞬間一枚一枚に感動や感激がありました。
高校の卒業式を皮切りに中学校卒業式、小学校卒業式と続いていきます。
それぞれの人にそれぞれの思いがあります。
旅立ちの時。
終わりではなく、卒業生の「はじまり」の時となります。