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Bリーグについて71

2022-05-14 00:01:55 | バスケ(Bリーグ・代表等)

 リスペクトコラムです。
 今日目にしたコラムはナイスな内容だったので、すぐに今日の記事にする事にしました。島根さんは、bj時代から所属していた老舗クラブでしたが、島根県という人口が少ない地方都市をホームとした中で、大変だろなとずっと思っていました。しかし、2017-18シーズンから何度かB1に所属し、最近では昨季MVPの金子選手を獲得し、今回もB1でプレーオフに進出してるし、クラブで何か起こっているんだろなとずっと気になっていました。
 今回一つ謎が解けた気がします。19年8月にバンダイナムコさんが親会社になっているのです。なるほどそういう事だったのかと。山陰の地方クラブになぜ、大手企業がやって来たのか。

給料未払い危機の弱小クラブが初日本一に手届く強豪に バスケ島根と支えるバンダイナムコの3年 - チェンジ - スポーツコラム : 日刊スポーツ

給料未払い危機の弱小クラブが初日本一に手届く強豪に バスケ島根と支えるバンダイナムコの3年 - チェンジ - スポーツコラム : 日刊スポーツ

地方の小さなチームが、日本一に手が届く強豪へと変貌を遂げつつある。バスケットボール男子Bリーグが佳境を迎える。レギュラーシーズンを終え、年間王者を決めるプレー… - ...

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【給料未払い危機の弱小クラブが初日本一に手届く強豪に バスケ島根と支えるバンダイナムコの3年】
〔島根の市民チームとして参入 2部行ったり来たり〕
地元のバスケット愛好者による草の根活動がきっかけで、市民チームとして10年よりプロリーグに参入。以前のプロリーグのbjリーグを経て、Bリーグ加入後も1度も上位争いに絡んだことがないどころか、2部(B2)に行ったり来たりの成績を重ねてきた。しかし昨季リーグMVPで東京五輪日本代表の金丸晃輔(33)や安藤誓哉(29)らを獲得。戦力を大幅に向上させ、勢力図を大きく塗り替えた。」
〔東京に本社置くバンダイナムコが全面支援〕
「クラブを全面的にバックアップするのが、19年8月に経営権を取得したバンダイナムコエンターテインメント社。テレビゲームのパックマンなどでおなじみの大企業が親会社となり、チームの経営基盤は大きく安定した。着実な成長曲線を描きながら、3シーズン目に大きく花開こうとしている。バンダイナムコエンターテインメント社は東京都港区に本社を置く。同社の宮河恭夫社長(65)は東京都出身。島根とは直接の関わりがなさそうな同社が、松江市を本拠地とするバスケットボールチームをサポートするのはなぜか。」
〔完成されたチームに我々が入る意味感じなかった〕
「スポーツ事業には大きな世界があると魅力を感じていた。音楽ライブなどのイベントで培ったノウハウを最大限に生かせそうだと思ったのがプロバスケットボールだった。国内で2つに分裂していたリーグを統合して16年秋から始まったBリーグは、すでにいくつものクラブが存在する。大きなマーケットを見込める大都市圏の強豪ではなく、山陰の小さなクラブを選んだことにも理由があった。
「すでに完成されたチームに我々が入ることには意味を感じなかった。チームや地元の方たちと一緒になってやっていくことが自分たちの役目と思っている」」
〔チームの存在は「島根の誇り」とファン〕
「変わりゆく部分がある一方で、クラブのトップに立つ者として不変の哲学も持つ。それは「チームは一企業のものではない」ということ。「じゃあ誰のものかといえば、ファンのもの。ファンに愛されるチームをつくりたい」」
〔地方の子に、ここで生まれたくなかったと言わせたくなかった〕
「bjリーグ参入前からクラブの運営に奮闘してきた中村律(しん)COO(最高執行責任者=53)は、経営支援オファーを受けたときは「驚きしかなかった」と振り返る。松江市で生まれ育ち、島根大に通った。生粋の地元人である中村COOは、大阪や東京での勤務を経て、縁あってスサノオマジックの運営に携わることになった。
 地元を愛する者として抱き続けてきたのが、地方の子どもたちのチャンスロス(機会損失)をなくしたいとの思いだ。遊び場、進学先、就職先。あらゆる面で選択肢が無数に存在する都会の子に比べ、地方の子が選べる幅は限られている。「地方の子に、ここで生まれたくなかったと言わせたくなかった」。それは現在の職業に転じた理由の1つでもあった。」
〔かつては報酬支払いに頭悩ませた日々〕
「しかし、かつては「来週の支払いをどうしようかと頭を悩ませることもあった。当時のbjリーグは、大半のクラブがそういう状態だったと思う」と打ち明ける。選手や社員にはなんとか報酬や給料を出せても、役員には行き渡らないような時代もあったという。その後、Bリーグへの参入が認められたが、bjリーグ時代に比べ、財政基盤など求められる規模が段違いに大きくなった。「なんとかアジャストしていたけれど、経営的に行き詰まり感があった」と正直に明かす。だからこそ大企業からの申し出は驚きであり、ありがたかった。周囲も含め拒否反応は一切なかった。
〔獲得へ口説き文句「島根の子供たちの目の色を変えて欲しい」〕
「バスケファンを驚かせた今季前の大補強。金丸、安藤という国内トップ選手の獲得に踏み切ったのは「バスケ界をリードする日本選手に島根に来てもらい、一緒になって勝利を重ねることで、地方の子供たちに『自分も頑張ればこうなれる』という成功事例を示したかった」。2人のスタープレーヤーへの口説き文句は「島根の子供たちの目の色を変えて欲しい」だったと照れ笑いを浮かべて明かす。」

 1部と2部を行ったり来たりでしたね。「スポーツ事業には大きな世界があると魅力を感じていた」とは、今までJクラブの親会社に就いた大手企業がどこも口にしていた言葉。「すでに完成されたチームに我々が入ることには意味を感じなかった」とはJ1クラブの事例とはやや違う面を感じますが、どうなのか。
 ただ、「チームは一企業のものではない」「じゃあ誰のものかといえば、ファンのもの。ファンに愛されるチームをつくりたい」というコメントはいいですね。どこかの誰かに聞かせてあげたいですね。
 島根さんのトップCEOはバンダイナムコの川崎取締役で、№2のCOOに中村氏が就任された訳ですが、中村COOは松江生まれで、島根大出身の生粋の地元人のようで。

 当ブログで思う事はやはり「親企業」の存在。一見いい流れでしょうが、長い目で見ると逆に不安な印象も持ちます。もし将来バンダイナムコさんに経営危機が訪れて、子会社を切り離す事態になったらクラブはどうなるのか。J1湘南はそういう事にずっと振り回されてきたし、J1鳥栖がまさにこの前、そんな感じで経営がぐらつきました。個人的には広く地元企業や後援会に支えられた経営構造ですね。個人オーナー制はそれ以前の話(個人商店状態)なので、ここでは触れません。今は飛ぶ鳥を落とす勢いの島根さんですが、これからでしょうね。一度試合を観に行きたいと思いながら、何年も過ぎてしまいました。トライフープがエキジビションマッチで呼ばないかな。1部と3部では無理かな。

B1島根公式HP:https://www.susanoo-m.com/
B1島根関連⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220510
  〃     ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180514
  〃     ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170518
  〃     ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110814
  〃     ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20101030
  〃     ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070716
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers 

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