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2018-11-16 00:01:07 | ファジアーノ岡山

 リスペクトコラムです。
 今朝の山陽新聞朝刊に「ファジ 育成組織強化」というタイトルの記事が掲載されていました。なかなか面白い内容なので、こうして紹介させていただきます。岡山のU-18はプリンスリーグ中国で現在3位(昨季8位)につけ、U-15は中国プログレスリーグで2連覇しており、アカデミー出身者のJリーグ出場は2016年の加藤健人の1試合のみとか。確かに10年で1人だけとはお粗末すぎますね。
   
【ファジ 育成組織強化 U-18選手の登用/指導者スキルアップ】
「J2のファジアーノ岡山が、アカデミーリフォームと称し、育成組織の見直しに乗り出した。背景には『育成型クラブ』を掲げながら、参入10年目でJリーグのピッチに立ったアカデミー出身者はわずか1人という現実がある。トップチームへの人材供給をにらみ、U-18(高校生)の選手登用や育成方針の徹底、指導者のスキルアップなど強化体制を整えている。」
「今季はハイレベルな環境で力を伸ばそうと、トップチームの活動にU-18メンバーが積極的に参加。2月の宮崎キャンプでは主将のMF佐々木啓太(学芸館高3年)ら3人が初めて帯同し、"先輩”たちと寝食を共にした。」
〔設計図〕
「2008年設立のU-15(中学生)を皮切りに11年にU-18、15年にはU-12(小学生)が発足したファジアーノ。一貫指導の指針づくりもアカデミーリフォームの柱だ。」
「世界のクラブコンサルティングを手掛けるダブルパス社(ベルギー)のアドバイスを受け、系統的な育成プランの策定に今春から着手した。プランでは『ボールを失った後、5秒間は連続して奪いに行く』といったクラブが求めるプレーを明記。フォーメーションにおける選手間の距離や年代に応じて身に付ける技術なども具体的に列挙している。いわば『設計図』だ。」
〔持続的発展〕
「教える側の力量も問われる中、クラブは世界で活躍する指導者を招いた講習会を今年2月にスタート。」
「従来は主にセレクションで選手を選考していたが、今季からはスカウト活動を本格的に開始。中国、関西、九州地区の小学生年代を中心に"金の卵”発掘にも力を注ぐ。親会社を持ち、資金が潤沢にあるビッグクラブに対し、市民クラブのファジアーノが強化に充てられる経費は限りがある。」

 記事を読んでいて、何となく思い出したのが、旧ネクスファジという存在。トップチームへの人材供給は全く実現していないのは同じかな。という事は今のままテコ入れをしなければ、ネクスファジと同じ道を歩むという現実。
 当ブログでも過去に何度も紹介したダブルパス社の指導を受けているのに、もう一つでしたね。まぁこういう現実は他のJ2の市民クラブも同様なのかもしれませんが。毎年開幕前に山陽新聞に掲載される、選手年鑑を読みますが、そこでいつもチェックするのが「出身チーム」。J1クラブでは何人も自らのユースチームの名前が並びます。J2でもそれに近いチームが存在していますが、地元J2岡山は過去10年でほとんどいない。しんどいですが、しょうがないですね。さて、今回の「リフォーム」でどれだけ改善できるのでしょうか。

コメント
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