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優勝の味41

2018-11-13 00:29:43 | サッカー(J3以下・外国・他カテゴリ)

 リスペクトコラムです。
 少しタイミングが遅いですが、琉球さんJ3優勝&J2昇格おめでとうございます。J3最速優勝だそうです。すごいですね。クラブ自体はJ2岡山のJFL時代に一緒だった事もあり、馴染み感は強いです。数年前に経営危機があったようですが、見事に立ち直ってJ2昇格を果たしました。
   
【カギは「生産性」「フロント」 主力選手の移籍、少ない予算の中でFC琉球が優勝できた理由】
「J3で最速優勝を決めたFC琉球の躍進の裏には、プレーヤーの努力はもとより、選手を支えるフロントの工夫は見逃せない。李済華GMは「チームの財政は豊富ではない。うまく、安く、無名の選手を獲得するしかない」と選手集めの視点を語る。一見、苦肉の策と映る方針だが、琉球は、勝ち点1を取るための人件費を示す「生産性」で2017年試算はJ3で3位。調査した日銀那覇支店は「人件費が高いチームが必ずしもよい結果を残しているわけではない。FC琉球は必ずしも潤沢とはいえない人件費で健闘している」と分析している。」
「資金だけに頼らず、選手を“発掘”し、育て上げる流れがここ数年出来上がる。サポーターとの一体感も琉球の強さの要因だ。サポーターは、J1のチームに引けを取らないと琉球のファンサービスの高さを評価。選手とサポーターの距離の近さを示す場面が群馬戦終了後にもあった。優勝セレモニーが終わった後、選手は一目散にサポーターの下に駆け寄り満面の笑みで握手、ハイタッチで喜びを共有した。
 県民にこよなく愛される琉球。以前の「会社単位の動員感のある応援席」の雰囲気を変えたのもフロント陣の姿勢の変化があった。16年12月、運営母体の琉球フットボールクラブの新社長に就任した倉林啓士郎氏。「県民のために、(スタッフが)当たり前のことをやっていなかった」。営業スタッフを増やし、売り込みに対し消極的なスタッフへの意識改革も行った。」
「ソフト面の地道な努力は実を結び、スポンサー数は16年の56社から17年は130社、ホーム戦の1試合平均の観客数は1561人から2508人に増加した。限られた予算でJ3の頂点まで上り詰めた。地方球団の見本となるような戦いぶりは、J2でも注目される。」
引用:琉球新報

【プロフィール】
 '03年に沖縄初のJリーグ参入を目指すサッカークラブとして創設。ラモス瑠偉氏がテクニカルアドバイザーに就任。県リーグ3部で優勝。'04年、県サッカー協会社会人連盟の推薦により1部へ飛び級での参入し、その時に優勝。'05年、九州リーグ2位から全国地域サッカーリーグ決勝大会で優勝し、JFLへ参入。
 '08年にトルシエが総監督に就任し、Jリーグ準加盟申請したが、認められず。'09年に㈱琉球スポーツキングダムから㈱沖縄ドリームファクトリーへ経営権を譲渡課。
 監督に㈱沖縄ドリームファクトリーから琉球フットボールクラブ株式会社へクラブの運営が移管。その後、リーグ準加盟Jリーグ準加盟クラブとして承認。'14年からJ3に参入。

 先日のFOOT×BRAINで、倉林社長の特集があり、馴染み感が増していました。平均観客動員数も大幅アップしたようですが、J2ではまだまだ下のレベル。ある程度苦しまれるのではないでしょうか。琉球さんといえば、経営危機時代だったか、J2岡山のホームゲームに、かりゆしウェアを着たフロント社員さんが視察に来ていた時の事を思い出します。あの当時は、沖縄県は地理的なハンデ、県人口も少ないために大変だなぁと思っていましたが、よくJ2昇格を勝ち取る事ができたと思います。ただ、ラモス氏が創り、トルシエ監督が育てたという歴史的な人材には恵まれている様子で、そこに倉林社長が加わって一気に花が開いたのでしょうか。
 沖縄県といえば、沖縄かりゆしFCもありましたが、調べてみると2010年に解散していました。他にあの元日本代表の高原氏が代表を務める沖縄SVというチームがあり、現在九州リーグに所属しています。狭い県なのに群雄割拠しているなぁという印象です。岡山県では今のところ1クラブだけですが。
J3琉球関連⑦:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20181011
 〃    ⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20181004
 〃    ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180209
 〃    ④:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080402
 〃    ③:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060318
 〃    ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051123
 〃    ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051025

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