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頑張れ!Fリーグ15

2018-01-05 00:01:49 | フットサル(Fリーグ等)

 リスペクトコラムです。
 先日、Fリーグについての残念なコラムがありました。コラムを読んで、改めてFリーグやってたねぇと思い出す始末。FリーグがTVに出てくるのはやべっちFCのフットサル対決でのJリーガーの引立て役といった感じか。リーグではなく選手の露出ですが。そういえば、やべっちFCでも最近Fリーグのニュースがとんと少なくなってますね。
 Jリーグ百年構想の優等生クラブである湘南さんのダブルプラミッドの、片方のピラミッド(アマチュア)の上の方にFリーグ湘南ベルマーレがあります。開幕当初、湘南さんのようにJクラブが続くのかと思っていましたが、あっという間に10年が過ぎようとしています。何の進化もなく。なぜ、Fリーグは低迷していまったのか。そんなコラムです。以下、引用して紹介。
   
【フットサル「Fリーグ」の何とも厳しい現実】
「「デウソン神戸」のホームゲームの観客動員数は、史上最低動員数となる252人。」
「「スポーツ未来開拓会議」によれば、2012年時点で5.5兆円だった国内のスポーツ市場を、2025年までに現在の3倍にあたる15兆円に拡大するという。数年前より、野球やサッカー・バスケットボールといったプロスポーツの世界には、大きな資本と優秀な人材が集まりはじめ、ビジネス面での成功事例も徐々に見られるようになってきた。」

〔「する」スポーツとして人気を博したフットサル〕
「日本生産性本部が発表する「レジャー白書2017」によれば、フットサルの競技人口は、ピークの2011年時点で370万人いた。2015年には150万人と半分以下、現在はさらに減少したと言われる。」
「フットサルが一気に普及したきっかけは、2002年に開催された日韓ワールドカップだった。日本国内のサッカー熱が高まったこともあり、「サッカーよりもさらに気軽にボールを蹴れるスポーツ」としてプレーヤーが増加した。また、それに伴い、フットサル専用の施設も増加し、日本国内のフットサルインフラは急激に整備されていった。
 「Fリーグ」は、今年10年目の節目を迎えた、日本国内最高峰のフットサルリーグだ。全国にある12のチームが、ホーム&アウェー方式による総当たりリーグ戦を年33節198試合を行い、順位を争っている。」
「日本代表を強化するとなれば、当然その基盤となる全国リーグが必要となる。こうして、全国リーグ設立の機運が高まっていき、いよいよ2007年、フットサル初の全国リーグとして、「Fリーグ」が創設されたのだった。」

〔創設以降、低空飛行が続くFリーグ〕
「プロとして契約をしている選手は、驚くほど少ない。フットサル日本代表クラスの選手ですら、アマチュア選手であることも決して珍しくはない。Fリーグは、将来的には完全プロ化を目指すと謳(うた)っているが、現在のところ、完全なプロチームは名古屋オーシャンズただ1チームのみであり、その状態は10年間変わっていない。肝心の観客動員数は、リーグ創設以降、低空飛行が続いている。Fリーグの総入場者数は年間20万人前後、全国にたくさんいるはずのフットサルプレーヤーをアリーナに呼び込むことができていない状況だ。
その上、2014~2015シーズンの25万9687人をピークに観客動員数は減少し続けている。選手たちは、自らSNSを通じて毎試合のように観戦を呼びかけ、試合後には一緒に写真を撮り、サインにも快く応じる。他の競技では考えられないほどの素晴らしいサービスで、ファンの満足度を高める努力を怠らない。にも、かかわらずだ。この状況に歯止めをかけるべく選手もチームも、そしてリーグも、さらに試行錯誤を続けている。」

〔試行錯誤が続く取り組み〕
今シーズン開幕前、Fリーグの90試合が、J SPORTSやAbema TVで放送・配信されることが発表された。Abema TVの参入は、ライトなファン層の拡大、観戦者数の増加、さらには新たなフットサル競技人口の増加まで期待させるものだった。」
「Abema TVとの協力関係をもってしても、今のところ、Fリーグの観客数増加にはつながっていない。同じアリーナスポーツであるバスケットボールB1リーグの1試合平均入場者数が2736人なのに対し、Fリーグは約1000人だ。この数字は、昨年と比べても、10パーセントほど減少している。ちなみに、Fリーグで今シーズン最下位に沈むデウソン神戸に至っては、1試合平均500人弱となり平均観客動員数もリーグ最下位だ。」
「もともと、Fリーグは、発足当初、Jリーグの成功体験を模倣しようとしたリーグではなかったか。それが、今では、同じようにJリーグの成功体験を模倣したBリーグの後塵を拝し、大きく水をあけられている。であれば、Fリーグが模倣しきれなかったことを探してみるべきであろう。そうすると、リーグビジネスとしての相違点が4つほど浮かび上がる。1つ目は、強烈なリーダーの存在だ。」
「2つ目はBリーグにおけるソフトバンクのような大きな資本の投下だ。」
「3つ目は、リーグ主導による共通プラットフォームの構築だ。」
「4つ目は、非日常的なエンターテインメント空間の創造だ。」

〔チームスタッフや選手の危機感こそが光明〕
「リーグ自体が消滅してしまう日が訪れてしまうかもしれない。それでもフットサル界には、まだやり尽くされていないことも多く、競技としてのポテンシャルも決して低くない。きっかけさえつかめれば、大きく変わっていく可能性は十分に、ある。
引用:東洋経済オンライン
   
 という内容でした。うーむ、Fリーグしんどいですね。確かに当ブログでも2007年に創設された頃は何度か紹介し、'08年10月に実際に観戦に行った事もあります。ただ、その頃以降は対して話題もなく、確かに陳腐化していた印象があります。早くも'09年3月の記事で、その欠陥部分が指摘されていました。当ブログの記事を振り返っても、いかに流行っていなかったかが垣間見えますね。2010年から2011年頃にJリーグクラブとの選手兼任の話が出ていましたが、それ以降はずっと話題に上らず。ここ7年くらいは全く話題が無かったです。
 参加クラブは最初の8チームから、現在は12チームまで増えています。1回きりの観戦時には所属していたステラミーゴいわて花巻が'12年に退会していますが、北海道、府中、浜松、仙台、すみだが加盟しています。
 個人的にFリーグで、一番心に引っかかっていたのは、やたら観客の規制が多く、リーグとしての露出度が低かった事。あくまで2008年の時の話ですが、試合の静止画撮影については禁止されていました。着席位置からはオープンであるVリーグとは大違い。確かバスケ(観戦に行ったのはbjでしたが)もオープンなはず。観戦当時、どうしてここまで閉ざすのかと疑問でした。プロを目指す新しいリーグなのに、ここまでの規制は逆効果であると。開幕から約10年。やっぱりという結果になりました。我が道を貫くのではなく、特にBリーグを見習って改革を行う事が必要なのでは。フットサルは同じ日本サッカー協会に所属しているので、それは可能だと思います。Fリーグが覚醒する事を祈念します。

 ちなみにAbemaTVが紹介されていますが、当ブログでも偶然Fリーグ中継を発見しています。ここでやってるんだという程度で観戦までは至っていませんが。AbemaTVは今後も伸びると思います。無料ネットTVですが、確かバルサの試合中継もやっていましたが、無料で観れるというのは大きいですよ。鹿島さんのニュースに「Abema TV 【拡大版SP】やべっちF.C.ガチンコフットサル対決」に、選手が出演した地上波未公開シーンを盛り込み放送されるとあります。あさっての夜ですよ。観ねば。個人的には最近すっかりBGM化したMTVですが。皆さん、ぜひどうぞ。
Fリーグ関連⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110512
  〃     ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100522
  〃     ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20091219
  〃     ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080327
  〃     ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20081030
  〃     ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20081028
  〃     ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20081018
  〃     ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070925
  〃     ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070527
  〃     ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070206
  〃     ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070126

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