ファジアーノがある風景２３

　リスペクトコラムです。
　昨日、朝日新聞の記事にちょっと目を留めました。山陽新聞には無かった内容ですが、昨季実施した「ファジウォーカープロジェクト」の結果発表です。と書いていたら、14日付けの山陽新聞朝刊に掲載されました。続けて、以下抜粋して紹介。
　　　　　
【ファジウォーカープロジェクト　渋滞緩和見えた成果　「クラブに愛着　問題意識も」：朝日新聞】
　「ファジウォーカープロジェクト」の結果が公表された。自家用車利用者の一部に意識の変化が見られ、ホーム戦があるシティライトスタジアム周辺の渋滞緩和に一役買った。会場に隣接する国道５３号は、慢性的な渋滞に悩まされる。計画では、ファジアーノ岡山、岡山大学、国土交通省岡山国道事務所などが連携し、ホーム戦時の混雑解消を目指す。
　　一昨年に事前調査を実施。昨年８～９月に、自家用車以外の来場方法を考えるアンケートを配布する▽計画の賛同者を「ファジウォーカー」として特製バッジを贈る▽プロモーション動画をウェブ上に公開する、などの１１施策を打った。」

〔アンケート集計結果〕
実施日時：　10月１日：ホーム大分戦
回答数：　　 約500人（計画を知っていたのは365人で認知度は72％）

・自動車から鉄道や自転車に転換した人
　→普段は自家用車利用者261人のうち、19人（７％）
　→この割合を当日来場者数（9,800人）に換算。141台、420人が自家用車利用を避けたと推定。
・今後も自家用車以外で来場する事に前向きな人
　→19人のうち17人
・この19人の分析
　→サポーター歴８～10年以上が12人

〔岡大氏原准教授の推測〕
「クラブへの愛着が強く、日頃から渋滞についても問題意識があったのでは」

〔来季の目標〕
・一昨年の事前調査比で、自家用車利用者の２割削減

【１割車から変更　ファジ戦渋滞緩和プロジェクト：山陽新聞】
「プロジェクトを知る人の１割がマイカーから公共交通、徒歩、自転車でのスタジアム来場に切り替えており、実行委はさらに効果的な取り組みを検討している。」
「効果を検証するため、10月１日のホーム戦会場周辺で、県内在住の観戦者にアンケートし、５０６人から回答を得た。車を以前利用していたのは２６１人。このうち１９８人（76％）がプロジェクトを知っていると答え、その10％に当たる19人がマイカー利用をやめ、他の移動手段に変えていた。
　変えた理由（複数回答）は、渋滞緩和のため（33％）▽経済的によい（17％）▽クラブのため（11％）－など。サポーター歴が長い人ほど積極的に変更していた。その後の移動手段は、鉄道（53％）が最も多く、自転車（37％）、バス、二輪車（各５％）と続いた。９割の人は継続する意向を持っている。」
「委員長の氏原岳人・岡山大学准教授は『マイカーから転換した人はＪＲ岡山駅西口周辺に立ち寄る割合が高いことも分かった。一帯の商業関係者らとも連携し、消費喚起につながるアプローチも検討していきたい』と話している。」

　という内容でした。氏原准教授は今後は自家用車以外の来場者が近くの商店街への立ちよりなど、岡山駅西側全体の地域活性化を考える計画にしていきたいとコメント。当ブログ的にはＪリーグの試合は１万人くらいの人が行くイベントなので、車で行っても停めるところがある訳が無い。公共交通機関で行くのは当たり前という価値観で25年来ています。周りでも車で観に行っている人は誰もいません。ところが、依然に浦和サポのつかっち氏に聞くと、埼スタには近辺に多くの駐車場が整備され、確かに車で行っている人いるよと。まぁ、県庁所在地の新幹線が止まるＪＲの街なか駅と、埼玉高速鉄道の郊外駅とは一緒にならないかも。とにかく岡山駅近辺には駐車場が限られている事は確か。
　氏原氏のコメントに岡山駅西側うんぬんとありますが、当ブログでは東側も含めた話、もしくは岡山市内全体の地域活性化を考えるべきと思っています。Ｊ２岡山絡みで、商店街との連携で出てくるのは奉還町ばかりで、他にも表町や西大寺町などの東口も含めて頑張っている商店街が多い。大昔から書いていますが、連携すべきは特定の商店街だけではなく、市内全体（岡山市商店会連合会等）だと個人的に思っています。Ｆ東さんのように。商店街同士は競合関係。当然「何で向こうばかり・・・」と思われていてもおかしくないと。ホームタウンもそうですが、地域活性化もどこまで広域化できるかが、こういう面でＪ１にふさわしいクラブになれるかどうかかも。
ファジウォーカー関連：http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170815