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岡山シーガルズ75

2017-03-20 01:07:33 | 岡山シーガルズ

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 昨日だったか、山陽新聞朝刊に「シーガルズ無念の結末」というタイトルの特集記事がありました。「決め手欠き、主力不調『原点に戻り強く』再起誓う」というサブタイトルもありました。内容が余りにもショッキングで中身が濃かったので、記事として紹介する事にしました。未だに当ブログでは喪失感が残っています。以下、抜粋して紹介。
   
 岡山に拠点を移した'01年以降初の2部降格が決定。昨季6位からの巻き返しはならず、無念の結末を迎えたシーズンを振り返り。今季レギュラーラウンド(RR)1巡目をを3勝目を3勝4敗5(5位)で終えた岡山は2巡目から大失速。最下位PFUにストレート負けを喫してから泥沼の11連敗。攻守に精彩を欠き、12月以降は1度も入れ替え戦圏内を脱出できず。チームのアタック決定率32.8%、サーブレシーブ成功率59.0% はともにリーグ最下位。
〔もどかしさ〕
 勝負どころで1点が遠く、「ラリーが続くと冷静になれず」と佐々木選手のコメント。セット中盤以降の重要な局面では決め急いで攻撃が単調になり、相手ブロックで万事休す。決め手を欠いたアタッカー陣に加え、不安定なサーブレシーブで流れを手放し、ストレート負けを除いた10敗中、5試合は第1セット」を先取しながら勝ちきれず。
 核となる選手の不調も影響。五輪イヤーの昨年は山口主将とセッター宮下、リベロ丸山の3選手が長期間チームを離れ、例年にも増して他メンバーとの連携不足が露呈し、そのまま開幕を迎えた今季。もどかしさを宮下選手が口にする中、2年目のセンター居村選手や3年目のレフト大升選手をはじめ、新人リベロ森田選手ら若手が河本監督の起用に応えたが、苦境を打破するまでには至らず。
〔潜在能力〕
 過去最高で準優勝した'13-'14シーズンのチームデータでは、 サーブレシーブ成功率(55.1%)とアタック決定率(34.3%)はいずれもリーグ下位で、今季とさほど変わらず。ブロックとレシーブが連動した組織的な守備からラリーに持ち込み、緩急や角度をつけたアタックで得点。他チームに比べて高さやパワーで劣る岡山は数字だけで推し量れない緻密な全員バレーで強豪に対抗し、結果を残してきたが、ここ数年は世代交代が進み、チームは20歳前後の経験が浅い選手が増加。連敗中にプレーの精度や技術は当時のレベルには及ばず。ただ、RR5勝のうち、3勝はNEC、久光、日立の上位3チームという潜在力も健在。
 プレーオフ(ファイナル6)を逃したのは'10-11シーズン以来。更に先日の入れ替え戦では第1戦で3-1で勝ちながら、第2戦で0-3で落としただけに悔しさが残る状況。来季の2部(チャレンジリーグ)で試練を乗り越えた再起を期待。
〔岡山シーガルズの今季と'13-14シーズンの主な技術成績〕
                今季    / '13-14
・アタック決定率       32.8%(8位) / 34.3%(6位)
・バックアタック決定率  13.7%(8位) / 19.2%(8位)
・ブロック決定本数    1.52本(6位) / 2.36本(4位)
 (1セット当たり) 
・サーブ効果率      10.0%(5位) / 10.8%(8位)
・サーブレシーブ成功率 59.0%(8位) / 55.1%(7位)

 という内容でした。山陽新聞さんも真剣にシーガルズを心配している事がよくわかります。でなければ、わざわざこんな比較をしたりしません。そうですか、あの年と余り変わらないんですね。特にバックアタックなどは、大型アタッカーがいない点、サーブレシーブが上手くない点も、実は課題としてこの4年間改善されていない事を意味しています。片や2位、もう片方は7位ですから。やはり粘りというか精神的な部分も多いのではないでしょうか。ふと、J2岡山で6位だった昨季と8位だった2012年と全く同じ成績だった事も、同じような話ではないかと思いました。やはり、目に見える好成績(シーガルズで言えばぶっちぎりの2部優勝、J2岡山ではJ2優勝による昇格)でないといけないという事です。シーガルズは1年で1部に戻れるかどうか、そこが試金石だと思います。

 話は変わり、今日Cスタでファジのホーム京都戦がありました。その模様は明日。

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