TV生観戦レポです。
なでしこジャパンのアルガルペカップの最終戦。相手はオランダ。FIFAランク12位で、ユーロ2009で4位、W杯は'15年にベスト16というチーム。先発は過去の顔ぶれの集大成のような面々です。今日のメンバーが現状でのベストメンバーになると解説しています。GKは山下選手が出てきました。足元の技術が高く、一歩抜けた存在になったのか。結局、けが人以外全員出場し、唯一熊谷選手だけがフル出場。オランダの選手が映りましたが、プロレスラーのように体格がいい。きっと筋トレやっているのでしょう。開設にはプレイヤーズ解説として岩清水選手が出ています。キックオフ。
オランダは出足が速いです。日本はCKは中央に固まって散らばったり、ゴール前に密集したりといろいろと駆使してきます。ターゲットはやはり熊谷選手中心。前半13分に相手CKから、山下選手が触れないところを詰められました。日本痛恨の失点・・・ 0-1。今日のオランダはそれほどプレッシャーは強くないです。
続いて前半19分に相手の速攻で崩され、一度は跳ね返すが、2列目の選手が決める。日本痛恨の失点・・・ 0-2。この辺でこうやられると、強豪ドイツやアメリカだったらと思ってしまう。その後前半20分、遠目からのロングシュート。GKが届かない。★★★日本ゴォール!!! 横山ゴール!★★★ 1-2。アシストは長谷川選手。長谷川・横山のホットラインがこの大会で構築されました。得点も長谷川選手が2点、横山選手が4点目です。今大会得点ランキングで2位。新たなストライカーの登場です。中島選手のプレスキックは低いクロスで攻撃力あります。
長谷川選手は小柄ながら、相手にぶつかっていき、ボールを奪うプレーが持ち味です。横山選手いいですね。何度もゴールに迫るが、何度もオフサイド。元ベルの選手ですが、また岡山に帰ってきませんか? スタミナ面も向上したそうです。スタメン平均身長は日本の163.4cmに対してオランダは170.2cmと高く、CKの時に見にくくなります。長谷川選手はよくDFもやっています。かなり戻ってきて守っています。ここで前半終了。
宇津木、佐々木両選手を投入。後半スタート。今日の試合は決着がつかなかったら、延長無しのPK戦だそうです。岩清水選手の解説は特徴があります。どのコメントも最後は「と思います」と言い切り型。オランダのパス回しは上手いです。今日の会場をよく観ると、思ったより観客席も多く、見事な専スタですね。どこのチームのホームなのかな。ボールの空気が抜けているようで、交換しました。珍しいシーン。
日本の選手は心拍数を測る装置を背中かどこかに付けてプレーしているそうです。相手の選手に2枚目のイエローでレッド退場です、数的有利になりました。日本はとにかく今日はオフサイド多いです。それだけチャンスが増えているという事。
ここで中里、籾木両選手投入。だいぶオランダの足が止まってきました。後半33分、ロングフィードのサイドから攻め込み、相手のオウンゴールを誘う。★★★日本ゴォール!!! オウンゴール!★★★ 2-2。田中選手に替わって増矢選手投入。田中選手は結局今大会得点できず。オランダはGK交代です。PK戦に強い選手に替えてきました。ロスタイムに入った後半48分、じわじわとゴールに詰められて、押し込まれる。日本痛恨の失点・・・ 2-3。相手選手1人にやられた失点です。ここでホイッスル。悔しい6位に終わりました。PK戦とばかり思っていたのに、残念な結果。
でも、今大会で新しいなでしこジャパンの形が見えたような気がします。高倉監督就任当初のアメリカ遠征ではどうなるのかと思っていましたが、今後に期待できると思います。特に20歳3人衆はこれからの伸びしろが楽しみです。