J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

選手等による復興支援活動

2015-01-19 00:04:39 | 災害復興支援(東日本・コロナ等)

 生観戦レポです。
 昨日、ノエスタで開催された「阪神・淡路大震災20年 1.17チャリティーマッチ」に、語る会有志メンバーで参戦してきました。とにかく寒い1日でした。スタジアムの向かいにローソンがありましたが、ヴィッセルローソンでした。以前に観た「レイソルローソン」と同じような感じでした。
 まずは、スタジアム前広場を散策。特設ステージが設置されており、地元の学生さんグループ?のステージイベントをやっていました。賑やかな感じでした。神戸さんの主催試合という事で、ヴィッセル関係の出展ブースが並んでいましたが、その横に「チャリティーグッズ特設ブース」があり、賑わっていました。お腹が空いていたので、スタグルコーナーに目を向けるとたくさんの飲食テントが並び、長すぎる列。その横には「かに汁炊き出し実施テント」というブースがありました。あれって、ひょっとして震災の時のものを再現しているのかなと思ってみたり。とりあえず席を取ろうと、入場しました。
   
 席はJAPANスターズ側のゴル裏です。ノエスタのアウェーゴル裏は座り慣れた場所で、いつも見る風景で、座った席はいつもよりやや上側です。1時間前に入場しましたが、メインの2階席部分以外はすでにいっぱいです。場内アナウンスで「本日はほぼ完売」と言っていましたが、まさにそのとおり。後の壁面には神戸サポの横断幕などがいっぱい掲示されていましたが、中には歴代OB選手のものがいくつも掲げられていました。歴史を感じました。ああいう風にOB選手をリスペクトしているのはいいですね。
   
 さて、という事でアウェーゴル裏にあるスタグルコーナーを覗いてみると、ご当地グルメがいくつもあったので迷わず注文しました。「神戸長田名物 そばめし」「神戸スイーツといえば 神戸プリン」「神戸市漁協産ちりめん使用 ちりめんおにぎり」「ぼっかけ丼」(売り切れ)、「神戸南京町 手作り豚まん」とどれも名前を聞くだけでヨダレが出そうなメニュー。すかさず、ちりめんおにぎりと、そばめし、豚串を食べましたが、無茶苦茶上手かったです。「ご当地」という付加価値は信用性が増す「味覚の一部」という事で、改めて「スタグルはご当地グルメののれん街であるべき」という思いを強くしました。
   
 試合開始前に地元の小学生の合唱がありました。また、神戸新聞社と神戸市などが大学生に呼び掛けて結成した「117KOBEぼうさい委員会」が活動をPRしていました。神戸らしい取り組みです。そして、巨大なビッグフラッグが展開されました。すぐ横まで展開していましたが、日の丸のデザインで、いっぱいに寄せ書きがしてありました。いつもはJクラブのデザインばかり見てきましたが、とても新鮮でした。
 コアサポーターも、一部神戸サポさんがいて、他に出場選手絡みのクラブのサポーター、代表サポーターがコールリーダーなのかな。チャントも基本は代表チャントでした。通路からスタンドに入る壁に大きく「神戸賛歌」の歌詞が掲示されており、神戸サポさんが歌詞カードを配布されていました。他の配布物は神戸新聞とデイリーの特別紙面。まーさんが「うーん、よそのチームのチャントなんだよね」と。まあ、そうでしょう。歌ってみたかったのですが。
     
 選手入場。大勢出てきました。チャリティーマッチやかつてのオールスター戦の光景です。オーロラヴィジョンで選手紹介がされますが、よく聞くと同じ背番号がいくつも出てくる。名波と俊輔が10番や11番も複数の選手が付けていましたね。特にKOBEの8番、3人付けていました(笑)。向かい側のホームであるKOBEドリームスのゴル裏には、「1.17」のコレオグラフィーをされていました。シンプルですが、メッセージを伝えるものでした。
 続いて、主催者の神戸新聞社長の挨拶。全員で黙とうをさせていただきました。阪神・淡路の震災でのチャリティーマッチでしたが、収益はすべて東日本大震災の復興支援に回されるそうです。そう聞くと、神戸は復興が終わったのに、東北はまだまだこれからなんだなと実感しました。選手が整列し、最後にはみんな一緒に記念撮影です。
   
 試合ですが、来る時には「今日のはレジェンドショー。サッカーの内容を期待せずにレジェンドを見れるのが収穫かな」と言っていましたがどっこい。どの選手もプレーのレベルは高かったです。早さのKOBEドリームス、上手さのJAPANスターズといったところです。たぶん、現役引退から何年も経っているんだろうと思う選手ばかりでしたが、さすがかつての代表クラス。プレーは驚くほど上手かったです。特にヒデ中田はまだJに出れるのではと思わせるくらいのプレー。後半になってからもスタミナ落ちていなかったです。
 前半はそれほどでもなかったのですが、後半からはどんどん選手が交代していきます。残念だったのが、交代選手のアナウンスやオーロラヴィジョンの表示が一切無かった事。なので、誰が誰なのか全くわからなかったです。あれが丁寧に案内してくれたら、もっと試合を楽しめたのにと。

 後半からカズ選手が出てきました。そして、2点決めてくれました。さすがキングです。目の前で得点シーンを観れたのは良かった。横で誰かが「相手GKサービスしてたりして」と言っていましたが、カズ選手はまだ現役で全然OKのプレーでした。カズダンスも向こう側でしたが2回見せてくれました。20代バージョンと40代バージョンとか。そういえば微妙に違っていたのかな。
 何と両監督(岡田氏と永島氏)も途中、短い時間でしたが選手としてピッチに立ちました。中でも岡田監督は背番号が年齢の58番を背負っていて、途中カズ選手をハグしたシーンには場内が沸きました。すぐに自分で交代指示して退場しましたが。面白いシーンでした。代表監督にはもう来ないでよと。後で観ましたが、あのキャプ翼の高橋氏もプレーしていたとか。全くわからなかったなぁ。
 気が付いたら目の前で現J2熊本コーチのキタジ選手がポストプレーをしていました。「キタジー!」と声援が多かったのが印象的でした。余り代表キャップはないのに、人気あるなぁと。あとは、俊輔選手や名波選手のプレーもよく観れました。レジェンド選手というのもたまに見るのはいいものだと思いました。神戸とか大阪だったら近いので、またこういう記念マッチがあったら来たいなと。
   
 試合が終わって、選手全員で「WE NEVER FORGET 1.17」の横断幕を持って場内一周です。微妙に選手が区別できなくて、どこにどの選手がいるかわかったら、もっと楽しめたのにと思いましたが、いい思い出になりました。
   
阪神・淡路大震災20年 1.17チャリティーマッチ公式HP:http://www.vissel-kobe.co.jp/20th-117/

 報道でアギーレ監督が解任された場合、ネガティブキャンペーンに走る可能性があると報じられていました。泣き寝入りを嫌う「やり手」の人物にはありがちな行為。以前にも触れた事がありますが、同じ仲間のうちは、おかしい事もまあ口をつぐんでおこうかと思っていても、縁が切れれば言いたい事をいい始めるという状況はよくある事。仕事関係でもいくつか観てきました。ネットなど情報化が進んだこのご時世はしょうがない事かもしれません。「もう同じ仲間でなくなれば、徹底的にやらせてもらうぜ」という気持ちは、理解できる部分があるといえばそうかもしれないし、やりすぎと言われればそうかもしれないし・・・ いわゆる「不幸な関係」というやつですね。

コメント
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