J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

日本代表のこと・・・266

2015-01-18 00:01:30 | サッカー(日本代表、W杯等)

 事例紹介コラムです。
 昨日、イラクに勝利した日本代表ですが、アギーレ監督の八百長疑惑についてバレンシア裁判所が受理したという大きなニュースを受けました。告発されても、受理されなければまだ続投の可能性もありましたが、日本協会の「今までの報道の経緯からほぼ確実であろうと想定」という会見にもあるように、アジアカップ終戦のタイミングに向けて、ポストアギーレの流れが動き始めたと思います。以下、ここ最近の報道をまとめてみました。
   
 ポストアギーレとして、急に高額な外国人の大物監督を呼ぶ事は困難で、必然的に日本人監督という選択になる。その状況で、満足できる実績を持つ日本人指導者は少なく、現役のJ1クラブ監督と契約するにはハードルがあるが、実績面ではJ1・G大阪の長谷川監督、J1広島の森保監督、J1名古屋の西野監督らが候補。外国人監督も可能性があり、元名古屋監督のストイコビッチ氏の名前も挙がるが、レッドスター会長時代の金銭トラブルがマイナス材料という見方もある。現在Jリーグで指揮を執る監督としては、J1神戸のネルシーニョ監督、J1浦和のペトロビッチ監督、J1鹿島のトニーニョ・セレーゾ監督の名前も挙がる。
 日本協会は'06年に千葉の監督だったイビチャ・オシム氏を日本代表監督に選出。この際にサポーターから猛反発を受けており、その後は現職の指揮官を引き抜かない事を基本方針として慣例化。しかし、今回「非常事態」のために再びJクラブ監督から新監督を選べば、再び大きな波紋が訪れる事になるとしています。

 果たして、そういう流れが日本にとってベストなのでしょうか。まずはロシアW杯で決勝トーナメント進出できる代表チームを作るために、基本を思い出してみましょう。ブラジルW杯惨敗を受け、ザック監督の後任として、アギーレ監督が選考された基準として、「W杯代表監督の経験」「年俸は2億円まで」「年齢は50代中盤までの健康体」という条件だった覚えがあります。また、昨年6月の記事の時には、「日本代表監督選びの条件」として、「ヨーロッパリーグでの実績」「W杯でベスト16以上の成績」「健康で、年齢は50代半ばまで」と触れています。 
 タイミング的に、世界の主要な人材が各代表監督に就任しているこの時期としては、フリーな存在を見つけ出す事が困難な事は十分わかっています。ただ、ロシアW杯までの3年間が「失われた3年」化し、3年後の実績がブラジルW杯の「繰り返し」になって欲しくないのは、日本中の全サッカーファンが思っている事だと思います。では、もう良い人材はないのかと思っていたら、一つZAKAKの情報を聞きつけました。以下、抜粋して紹介。


 ロシア代表のカペッロ監督が日本に熱い視線を注いでいるとか。ロシアサッカー協会との関係が急速に悪化し、日本代表監督への横滑りもプランに浮上。9月以降、ロシア協会からカペッロ監督への給与支払いがストップ。年俸は850万ユーロ(約12億円)。コーチ陣にも給料は支払われず、うち2人は昨年辞任。カペッロ監督は'12年に低迷していたロシア代表監督に就任。ブラジルW杯で12年ぶりに出場に導きいたがいた、大会後に'18年ロシア大会までの契約を更新。
 順風満帆だったが昨年9月以降、風向きが怪しくなり、11月に給与未払い問題が表面化。ロシア協会会長からした資金難を認める発言が出た上に、。ロシアW杯でロシア代表監督を務めるのは元代表のバレリー・カルピン(現マジョルカ監督)という噂が流布。現在'16年ユーロ予選でロシアはグループリーグ3位(原則2位までが本戦出場権を獲得)と出遅れ気味。「守備的」「選手交代が不可解」「監督の報酬が高すぎる」と指揮官への批判が出ており、金払いがいい隣国日本の監督が空くなら、すぐにでも望むところという見方もされている。とか
ZAKZAK該当記事:http://www.zakzak.co.jp/sports/soccer/news/20141212/soc1412121550002-n1.htm

 カペッロ監督の実績は、セリエAやスペインの主要クラブの監督からイングランド代表監督など申し分なく、これらの記事を読むと、カペッロ監督がいいなぁと思ってしまいますが、ネックになるのが高年棒の部分。条件が合うならばぜひ「世界を知り、世界と戦える」監督としてカペッロ監督が申し分ないと思います。ただ、現実的にはしんどいか。当ブログでは昔からペケルマン押しでしたが、コロンビアで続投契約を結んだそうです。残念。技術委員会の肩を持つ訳ではありませんが、事前の身辺調査と言っても現実的には難しかったのではないでしょうか。

 どのみち、2月には新監督が就任していると思われますが、代表監督の実績がゼロの日本人監督は、正直大ばくちです。普通で考えると、1次リーグ敗退でしょう。つまりブラジルW杯のリプレイです。それでいいのでしょうか。私案ですが、W杯の就任期間を4年ではなく2年単位で考えて、正式就任は'16年として今年は試用期間という位置づけでもいいのではないでしょうか。もちろん、「この人で本番まで行こう」と判断した時点で正式契約をすればいいのであって。あと、有望な外国人指導者をヘッドコーチとして招聘して、日本に慣れたタイミングで監督に上げるとか。「非常事態」という言い訳で、今後の3年間が「失われた」時期になるのは勘弁して欲しいです。当ブログとしては、「世界を知り、世界で戦える」外国人監督に就任して欲しいです。

 話は変わり、今日1月17日は特別な日です。20年前に「阪神・淡路大震災」が発生した日です。あれから20年経った今日、神戸に行って黙祷を捧げてきました。その模様は明日。
 一夜明けて18日の報道で、ザック監督最有力というのは出ましたが、まさに「ブラジルW杯のリプレイ」になります。その前にザック監督が受けないでしょう。まぁ、外国人に目を向いたのは評価できますが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする