TV生観戦レポです。
さあ、決勝戦です。アルガルペカップのファイナル、ドイツ戦です。相手にとって不足なし。先発は今までの融合型、GKは山根が先発です。川澄ちゃんはこの試合が終われば、アメリカへ移籍となります。キックオフ。
今回、三宅だけが出番がありません。観たいですね。ドイツはノルウェーに1失点がありますが、3戦全勝でこの決勝戦に来ています。代表戦11連勝でこの試合に臨んでいます。日本の対ドイツの戦績は1勝1分10敗で、3年前のW杯での勝利が唯一の勝利です。それでもその時は延長での勝利なので、まだ90分で勝った事はありません。
そして、ピッチボードですが、今日がガリガリくん(よく観たら、横はガリ子ちゃん?)があります。現地の「ポルトガル人はあの看板を観て、何と思っているのだろか。前半のこの時間はドイツに攻め込まれているシーンが多いです。踏ん張って欲しいです。
DFの中心は熊谷です。まだ若干23歳ですが、ラインコントロールなどしっかりディフェンスを統率している存在です。このスタジアムはかつて、ユーロの試合を開催できるように整備されたもので、環境は抜群です。さすが、FIFAランクの2位対3位の試合、実にピリッと締まった試合です。相手ゴール前での接戦。ダンゴ状態でボールが体の上に乗ったりして、ラインを越えたようにも見えましたが残念。もう一歩でした。
スタメンの平均身長は日本が165.1cmに対して、ドイツ派172.9cmと違いがあります。澤は、あの釜本がふてたような表情を見せた190キャップ。あのもやもや病は何だったのでしょうか。2012年のアルガルペカップのスコアは3-4という大味な結果でしたが、今日は逆に引き締まった内容です。ここで前半終了。いい試合です。
澤に替えて近賀、有吉に替えて岩渕真奈ちゃん投入。後半スタート。始まっていきなり洗礼を浴びる。開始1分、一気に人数をかけてきて、一瞬でした。日本痛恨の失点・・・0-1。まだまだわかりませんよ~ そして、ゴールに迫ってきて、ヒールで流されました。日本痛恨の失点・・・0-2。宇津木と大野の連携なのか、それともGKが山根ではまだ早かったのか。
どうも、スタンドにはドイツサポーターが来ているようです。前の試合とは違った声援が聞こえてきます。しかし、ドイツの選手は女性なのに、腕いっぱいに入れ墨が入っていて、思わずウっと思ってしまいます。文化の違いなのか。向こうではファッションになっているのか。
そして、岩淵のちょっとしたミスからミドルを打たれる。日本痛恨の失点・・・0-3。あれは福ちゃんだったらスーパーセーブしていたようにも見えましたが、スロー映像を観ると、ボールは無回転ぽかったです。いやぁ、前半と打って変わって一方的な試合です。意地を示して欲しい。
ここで大野に替わって安藤投入。攻撃に行きたいが、その裏を取られるという悪循環になっています。しかし、プレーを観ても、前々回のアメリカとは違いますね。実質はドイツがランク1位ですね。アメリカにはもう少し戦えていました。今日のドイツはとにかくスキがない。スタミナも落ちない。どの選手もプレーのレベルが高いです。後半はずっと攻められています。
前半も耐える多かったですが、後半も多いです。前半のあれが得点になっていたら、また流れも違っていたかもしれませんが、たらればは良くないです。それらを上回る強さを見せつけなければ。とにかくパス&ゴーに早さが尋常でないです。あのW杯ではロンドン五輪の予選も兼ねていて、ドイツが出れなかったので、ドイツ派相当根に持ってこの試合に臨んでいるのかもしれません。
ここで、川澄ちゃんに替えて高瀬投入。大儀見と高瀬の2トップになるようです。何かドイツは次々と若い選手が入ってきているようです。つまり、世代交代に成功しているという事。という事はこれからのW杯や五輪も油断ならない強敵のままという事です。胸にはW杯チャンピオンのエンブレムが光っています。そのエンブレムに負けない戦いをして欲しいです。ここでホイッスル。個の力でやられて完敗です。お疲れでした。
佐々木監督のインタビューにあるように、確かにドイツはシーズン真っ最中に対して日本はシーズン開幕前というコンディションの違いはあったと思いますが、言い訳はできません。ただ、本番は5月のW杯予選であり、次のカナダW杯本番だと思います。ドイツには負けましたが、日本強かったですよ。