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Jリーグファミリーの資格19 【J特】

2011-06-12 10:48:42 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 毎年恒例の三浦カズ選手の社会貢献活動「夢で逢えたら」が、横浜で開催されたそうです。この事業はカズ選手が神戸時代の2003年から始め、今回で23回目になる事業で、学校訪問事業として小学校6年生のクラスを訪問し、児童との対話を通じ、夢を持つことの大切さを伝えるこの試みです。2003年スタートという事で、ユメセンよりも早い実施という事で、ユメセンのルーツになる活動の一つと言えますね。以下抜粋して紹介。
      
 カズ選手による小学校訪問授業 「夢で逢えたら」は、いうタイトルで、神戸在籍時の2003年2月にスタート。授業の中で、選手たちが対話を通じ、児童に夢をもつことの大切さを伝えることが目的。横浜Cでは2006年からスタート。チームメートも参加し、今回で10回目。神戸はカズの移籍後の現在も活動を行っているとか。
 カズ選手は、東日本大震災の現状も語ったそうです。カズはJ2横浜FCの岩手遠征で取り組んだ復興活動などの写真を見せながら、子どもたちに震災の状況を説明し、被災地への思いを伝えるとともに、復興への協力を求めたそうです。「夢で逢えたら」という活動は本来、児童に夢を持つ大切さを教えるものですが、カズの意向もあって、今回は特別に「震災の影響」をテーマにしたとか。「被災した人とこちらで生活している人の違いを伝えたかった。(被災地は)苦労しているということを話した」とカズ選手のコメント。

 今年4月に、J2横浜FCは岩手に遠征し、グルージャ盛岡と練習試合を行い、避難所などを訪問して炊き出しも実施。釜石市と大槌町の小学校で、ボールを使った交流も。「同じ年頃(小学生)の人が、被災している状況を伝えたかった」とあえてつらい被災地の現実について話したそうです。
J's GOAL該当ページ:http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00120216.html

  少し前の日経新聞に、「サッカー人として」というコラムも出されています。「日本中が変わろう」として、復興支援について熱く語っています。同じく抜粋して紹介してみましょう。
 「あらゆるものがなくなってしまった場所で、なくならずにある『人々の思い』を思う。住み続けてきた土地や家への愛着、親の代からの思い出、身は避難所に置いていても、強い思いまでは消えていないはず・・・。広々としたグラウンドで思う存分に遊ぶのは久しぶりだったんだろう。みんなとても喜んでいた。生きていることへの彼らの真っすぐな感情が僕らの胸を打つ。
 盛岡との試合に1万3千人もの観客。被害の大きな地域からも約400人がバスで来てくれた。親を失った小学生が一瞬でも悲しみを忘れる事ができたと語ったそうだが、たとえつかの間でもやれて良かったと思う。『サッカーを見られて楽しかった』そういう時間が共有できた事がうれしい。
 僕らの『当たり前』の生活は、いかに有難いものであることか。現地を知って帰ってきた今、僕自身がこれからどういう風に生きるべきか、見つめ直さねばとの思いが強くなっている。「こちら側」でできる事をしようとの自覚が生まれる。
 あの場から僕らは何かを持ち帰っている。それを自分の息子や友達、横浜や東京の子たちへも伝えていく。震災から離れた場所でも語っていく。それも復興の一歩につながっていくはず。僕らは向こうの被災地に『何かをしてあげたい』と考えがちになる。それは大事だ。でも同じくらいに、それ以上に、ことら側の僕たち自身も変わっていかなければと思う」

 思うのは、カズ選手はもちろんの事、チーム自体が被災地へ足を運んでいるので、語る「言葉」の説得力のレベルが違う事。当ブログで時々出る話ですが、選手による社会貢献活動は、リザーブチームが中心になりがちですが、実はメジャーチームほどトップ選手が実施しています。一流選手は試合で疲れていても、喜んで参加します。それは4月に行った神戸の時に実際に目にしてきました。「俺たちはサッカーだけやってればいい。プレーで元気を与えればいい」という考え方がある事を以前にどこかで耳にしましたが、これらの事例を知ると、そのレベルの違いがよくわかります。「一流」の選手・クラブほど意識が違うと。横浜FCは他のクラブに先駆けて、被災地を訪問しています。
 プレーなど、いろんな「一流」がありますが、社会に貢献し、社会と共に生きて行こうとする気持ちが「一流」である選手・クラブは、これからも頑張って欲しいと思います。一時期、順位は芳しくないかもしれませんが、クラブの経営内容が悪くなっても、選手からフロントから復興ボランティアに飛び出して行ったJ1仙台・J2水戸の姿を見ていると、これこそ「一流」との思いを強くします。書いているうちに、これを読んで欲しい顔がいくつも浮かびました・・・ 

 J1リーグ戦が行われました。首位の黄色いチームは、門番の1つ目・マリノスを見事粉砕しました。あとの門番は、鹿島とガンバ。この2チームに勝てればACL確定(優勝を口に出すのは早過ぎ)かと個人的に思っています。
 また、元黄色であるチュンソンに、独ブンデスリーガのホッフェンハイムへの移籍ばなしが浮上しています。黄色いFW大津選手もセリエAに昇格するアタランタが獲得する話もあるとか。行ける時に海外に行って欲しいと思っています。

コメント
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