J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

野球独立リーグについて10

2008-01-20 09:26:55 | スポーツ文化・その他
 1/15講演会、最後のチーム岡山編です。行く前はアイランドリーグの球団が岡山にできるのか、倉敷オーシャンズとはどうなの?、ひょっとしたらサッカーは好意的に見られないのか?・・・といろいろと思って、スポーツ文化の勉強として参加しましたが、内容はいたって意外(いい意味で)な結果でした。
            
 まずは二宮氏の話を抜粋。
・独立リーグは、これからはJリーグとは切り離せないと思う。
・球団を作るメリット 
 ①若者にチャンスを与える  ドラフト外では取れなくなっているが、実は今までも名選手が多い。
 ②地域貢献できる  娯楽がない地域に、与えることができる。
・今の岡山は阪神、広島の植民地状態。
 これだけの人口がいながら、地域のアイデンティティをなぜ作らないのか。
 これは岡山県民である皆さんの怠慢である。
・あくまで可能性だが、岡山にNPBを作ることもできる。
 審査はあるが、'04年の選手会が勝ち取った条項の中に、新球団の参入を妨げないというものがあり、今は12球団に決まっていない。
・自分には16球団構想がある。
 セ・パそれぞれの東西地区で4チームを置き、優勝決定戦をやっていったら盛り上がる。実は大リーグもプレーオフが一番の目玉。今のファンはWBCや五輪予選のようなスリリングな真剣勝負を求めている。
・ILのチームはプロの2軍や1軍に勝っており、実力もついてきた。
・最後に、その気になればお手伝いさせてもらう。


パネラー・鍵山社長(IL)の話
・どうやって地域を元気にさせるかだと思う。
・破綻状態だったが、3年かけて復活できた。
・岡山・倉敷エリアは120~130万人いるから、球団を維持できると思う。
・ガイナーズは「毎日何か一つ地域の役に立とうよ」という事で、1年間スクールガードをやった。キャッチボール教室・ボール投げ教室(低学年向け)を小学校でやった。商店街では大売出しに協力。福引をグルグル回すお兄さんというのが定着した。
・ガイナーズの野球帽をかぶっている子供達が増えた。
 緑の野球帽をかぶった少年が家に帰って、家族とガイナーズの話をする。地域の家族団らんの光景。
・ILも他のスポーツを盛り上げていこうと思っている。
 香川の5クラブで協議会(ボールパークかがわ「香川プロスポーツ連絡協議会」)を作っている。経営面でも情報交換して、スポンサーを一緒にさがしていこうと去年から動いている。横の連携が必要。

パネラー・村山社長(BC)の話
・9年間アルビレックス新潟の広告スタッフとして、サッカーを経験してきた。
・県民がどうかかわっていくべきかだと思う。
・石川ミリオンスターズの高田泰史選手(調べてみて下さい)の生き様はすごい。
 ヤンキース松井よりも今は人気がある。
・ツエーゲン金沢と石川ミリオンスターズは提携を推進している。
 一所にパンフを配って、もっと提携しようという話が出ている。お互いの試合会場でチームをPRし合っている。
・野球のJ3を作りたい。
 どの県もサッカークラブ関係が絡んでいる。特にグランセロー信濃。県に松本と長野という2つの地域があり、Jを目指すクラブも2つある。野球は「信濃」という形で地域を一つにしたい、サッカーも一緒に話をしていきたいと思っている。

パネルディスカッションでの話
・「サヨナラゲーム」という映画がオススメ(二宮氏)。
 アメリカのマイナーやインディペンディエントリーグの良さが出ている。「夢」を追う選手と支える地域との交流が非常に面白い。今日の負け組みが明日の勝ち組になればいい。ぜひ観て欲しい。独立リーグを育てるのは子供を育てるのと一緒。辛抱しないといけない。
・ACミランも総合型。ただ、2つの壁がある。
 ①競技団体の壁、②年代別の壁
・グランドデザインが描けるリーダーが必要。
 あらゆる業種が恩恵を受けると思う。みんなが株主になったらいいと思う。レッズは企業や自治体が株主になっている。リスクヘッジである。みんなが支えあう株主になって増資し、経営参画できる形がいいのではないか。
・単独スポーツでバラバラにやるのではなく、いろんなスポーツをまとめていく組織づくりが大切。

 以上です。ザザっとまとめたので聞き違いもあるかもしれないので、何人かの方に確認してみようと思います。どう思われるかはお任せします。
 昨日の山陽新聞にこの講演内容が載ってましたね。異例の記事ですが、うちの方がちょっと詳しいかな。山陽さんの何かメッセージを感じてしまいました。当ブログもメッセージ付きの書き込みをよくしますが・・・
コメント
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