板壁の家のある路地
野外スケッチの会の下町の古い路地を訪ねる企画で根津方面へ。
地下鉄根津駅から古い路地を歩き、この板壁、瓦屋根の古い家に魅かれスケッチ。
すぐ後ろのマンションの方がスケッチにつきあいながら現地の解説。
「ここは徳川3代家光の頃の老中松平信綱の屋敷があったところ。この辺は歴史的にも重要な場所であり、大戦中には民間外交でアメリカに攻撃するなと働きかけた。おかげで、こんな家も残っている。」と。
民間外交の成果かどうか私には不明だが、根津、千駄木、谷中は散策コースとして有名で観るべきものが多く残っている。
”御馬長屋”の井戸
スケッチした路地の隣の路地に写真の井戸がある。
ここでは井戸の前の家の奥様が現地の説明。
「松平の殿様のための馬小屋等があったため”御馬長屋”と呼ばれている。
井戸はいまも2つあり、皆さんが使っている。かっては飲用にもしたが保健所が駄目というので今は洗濯などで使っている」と。
長屋は戸建てに変わっているが、路地と井戸端会議は昔のままのようである。
(追記ー現地の方の説明と松平家に縁の深い根津神社も近いこともあり、スケッチの場所は根津と思っていた。が、帰宅して地図をよくみるとこの場所は根津2丁目に隣接する池の端4丁目のようである。)
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