かしょうの絵と雑記

ときどき描いている水彩スケッチや素人仲間の「絵の会」で描いている油絵などを中心に雑記を載せます。

謹賀新年ーー朱鷺は飛んだ

2008年12月31日 | スケッチ、油絵、写真
あけましておめでとう。
この絵は今年の年賀はがきに使ったものです。

昨年、世の中は面白くないことばかり。新年も”百年に一度”と言われる経済危機の中で迎えることになり、心底からは喜べない。
そのなかで故郷・佐渡で久しぶりに朱鷺が空に舞ったのが、うれしい。
佐渡の朱鷺が多くの人の熱心な保護活動にもかかわらず死滅し、中国の協力を得てその復活を試みてから”朱鷺が大空を飛ぶ”ことは佐渡の人々だけでなく多くの皆さんの夢だった。
佐渡育ちの私には当然のこと。
3年前にはちょっとだけだが朱鷺の自然放鳥のためのビオトープ作りなどしているNPO樹恩ネットワーク(大学生協の関係者が中心)の活動に参加した。



この絵は10年まえ、99年の暑中見舞いのはがきに使ったもの。
”朱鷺の飛ぶ夢”とあるとおり、10年前は”夢”だった。
         



この絵は3年前に描いた加茂湖のスケッチに朱鷺の姿を入れ、今回描いたもの。
しかし、はがきに印刷すると面白くなく、サインペンと淡彩で描き直し、年賀状にした。
これはA4判だが、前の2枚ははがきの倍くらいの用紙に描いている。
                      

 放鳥された10羽の朱鷺は寒い佐渡でどうしているか(1羽は新潟、1羽は行方不明だが)と、時々佐渡朱鷺センターなどの情報をネットで探している。
そこからは朱鷺だけでなく、朱鷺を愛するボランティアの皆さんの姿も見える。


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スケッチ・本郷のたどん(炭団)坂

2008年12月30日 | スケッチ、油絵、写真
ー本郷(旧真砂町)のたどん坂。地図には炭団坂とあるが、パソコンでは「炭団」は出てこない。たどん坂はたしかに炭団なら勢いよく転がっただろう急坂である。
 
 27日、土曜スケッチの会があったが、その作品の掲載は年末のばたばたで今日になった。今年最後の作品はこの階段坂シリーズ最後の文京区本郷4丁目にある”たどん坂”の階段。

 東大赤門の反対側の本郷4,5丁目は菊坂、真砂坂、見返り坂など大きな通りの坂から梨木坂、胸突き坂、鐙坂など住宅地の坂など坂が多い。
 たどん坂はその中でももっとも急で階段になっている坂である。坂にある案内版には”この崖の上”に坪内逍遥が住んでいた、と書かれていたが、この絵はその崖の上から描いたもの。現在は整備されているが絵の左の石垣は崖だったことをしめしている。
 
 たどん坂の下の菊坂通りの裏には宮沢賢治が、ちかくの鐙坂には樋口一葉や金田一京助が住んでいたという。
 この菊坂界隈にはかって多くの文人が住んでおり、その案内版もあり、たどん坂もその散策道の一つになっているようだ。
 
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年賀状は赤丸ポストへ

2008年12月23日 | スケッチ、油絵、写真
 一昨日、小平名物の丸ポストがある風景のスケッチを載せた。
写真は我が家から徒歩5分のいつも使っている丸ポスト。
タバコ屋さんの垣根に恥ずかしそうに半分姿を隠しているのが愛嬌。
毎年、年末ぎりぎりに年賀状を投函するのもこのポスト。(私の年賀状が遅れるのはポストが古いからではない?)
年金生活者となり時間があるはずなのに、実は今日になって年賀状づくりで悩んでいる。
ということで、スケッチも休載です。
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スケッチ・丸ポストのある風景

2008年12月21日 | スケッチ、油絵、写真
多摩湖サイクリングロードにある「小平ふるさと村」ー入口にある丸ポストは現役 

 小平市は「丸いポストのある町・小平」を町づくりのキャッチフレーズの一つにしている。
 市内に30基の丸い赤ポストが現役でがんぱっており、東京では最多。
 効率性を象徴する四角なポストに対して丸いポストは懐かしさ、優しさで人気を呼んでいる。
 我が家から徒歩5分のところにあるポストも丸ポストである。
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スケッチ、早稲田・甘泉園

2008年12月15日 | スケッチ、油絵、写真
 大隈庭園のスケッチのあと、早大の構内はこの夏に同窓の集まりの折に散策したので、久しぶりに水稲荷と甘泉園を訪ねることにした。
 甘泉園のテニスコートは50年まえは大学の体育の授業で使っており、そこでのテニスはなつかしい思い出だが、いまは区立公園と一緒で大学のものではないらしい。
 かっての甘泉園は鬱蒼としており、その森では早大弁論部の学生が大声を張り上げて演説の発生練習をしていたものだが、いまは手入れが行き届いた散策路を若者たちが行きかっている。
 スケッチの方も整った公園になり、懐かしい風景にはならなかった。
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スケッチ・早稲田・大隈庭園

2008年12月14日 | スケッチ、油絵、写真
大隈庭園のガーデンハウスへの入口にて。奥の建物に生協食堂がある。
 
 昨日は野外スケッチの会で神楽坂に行った。赤城神社で階段坂を描いたが、現地が工事中だったこともあり、良い構図の絵にはならなかった。
 せっかくなので地下鉄で一つ先の早稲田に行きスケッチの場所をさがす。大学の大講堂と時計台などはおもしろくないし、大隈庭園は散策者が多いので、時計台の下の大隈庭園の生協食堂に行く方の入り口でスケッチした。
 大学よりも生協のほうが縁が深かった者として、この場所をスケッチしたかった。幸い土曜日の午後で通る学生も少なく、のんびりできた。
 右にある石碑は先の大戦で戦没した早稲田の教職員・学生4千余名を慰霊する平和記念碑。私の学生の頃にはなく90年代に設置されたものだが、毎年、慰霊式がやられているという、よいことだ。
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小金井公園・スズカケの木

2008年12月12日 | スケッチ、油絵、写真
先週、小金井公園の広場でスケッチをしたおり、帰りに見つけたスズカケの大木を描きたくてまた出かけた。
小金井公園の一隅にある10本ほどのスズカケはいずれも気ままな、どちらかといえば不格好な姿だが伸びやかなのが気に入った。
葉を落としたスズカケの木には白っぽい緑がかった灰色など独特の色彩雰囲気がある。時間をかけて油絵にしたらたのしいだろうと思われた。
この日は天気はよかったが、空気はつめたく、彩色の仕上げの頃には指がかじかんでしまった。
現地で油で描くのはよほど天気がよくないと私には無理のようだ。
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スケッチ・小金井市浴恩館公園

2008年12月07日 | スケッチ、油絵、写真
 小平から自転車で多摩湖サイクリングロードをその終点の武蔵堺の浄水場にむかって走り、武蔵野市に入ったところで小金井公園に向かってUターンした。計画的ではなかったのだが、赤い紅葉に誘われて立ち寄ったのが浴恩館公園。
 下村湖人の「次郎物語」の舞台になったというこの公園には、カメラを持って紅葉狩りをする人はいたが訪問者はすくなく、幸い池の畔に場所も確保できた。
 実はこのあと小金井公園に行ったので、昨日掲載した小金井公園のスケッチはこのあとで描いたもの。

浴恩館公園の紅葉

       

       
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スケッチ・小金井公園にて

2008年12月06日 | スケッチ、油絵、写真
先にこのブログにのせた小金井公園の写真の凧揚げをしている広場で描いたスケッチ。
小金井公園には孫が外で遊ぶようになったここ2、3年ときどき遊びに来ている。 
が、一緒だととてもスケッチどころではない。
この絵の時もよその幼子たちがにぎやかに遊んでいた。
この絵に凧揚げその他の情景をいれ、人物などをキチンと書くと風景画でなく風俗画になる。
それも面白いが、人物などがうまくかけないので風俗画風の風景画になった。
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身近な秋?ー小金井公園の紅葉

2008年12月03日 | スケッチ、油絵、写真
 都立小金井公園にてー桜の葉が散ったあとを赤く染めている。


 今日は秋晴れー暦のうえでは12月だが”冬”とは言えない温かさ。
 本当は朝早く出かけて奥多摩の山里などでスケッチをすることができたら良かったが、思い立ったのがおそい。
 自転車で多摩湖サイクリングロードを小金井公園方面に向かう。
 このサイクリングロードは前に紹介したが、大正時代につくられた狭山・多摩湖から武蔵堺の浄水場までの水道路。水道は暗渠である。小平市では玉川上水、野火止上水とこの水道路が三角形でつながり、あわせて「グリーンロード」と呼ばれている。
 西武新宿線にそって小平駅南口から花小金井駅の南口の前を通り、西東京市から武蔵野市に入ったところでUターンし、小金井公園へ。
           

連凧が青空に。その上に大凧が泳いでいた。凧揚げに冬が近いことを感じた。
この広場で描いたスケッチは明日掲載します。

         
コメント (2)
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