ベネツィア① 大運河
ニュースの時間になると被災地、とくに原発のことが気になりテレビをつける。
そんな毎日だったが、先週、イタリアに行ってきた。
震災前に仲間と予約したグループ旅行。自由時間が多かったのでスケッチがかなりできた。
とはいえ彩色までできたのは少なく、この絵をふくめ写真で仕上げたものが多い。
（ローマではバスに日の丸と「頑張れ日本」のポスターが貼られていた。
イタリアには原発はないが、日本の原発問題への関心は高いと聞いた。）
＜グループＭ展＞について
スケッチや水彩画を楽しんでいる仲間の作品展＜グループＭ展＞が、
今年も６月１５日（水）から２０日（月）まで国分寺で開催されます（無料）。
上記の作品など３点を出展します。
会場は下記の司画廊ですので、機会があればお立ち寄りください。
なお、私は１５日、１１時～１８時まで会場係をやっています。
我が家のバラ
今回は掲載するスケッチがないので、我が家のバラの写真です。
垣根はバラの花盛り。
表玄関の方には大輪の白バラ、赤バラがあるが、
写真はうまく写せなかった。
これは花瓶にさしたもの。
新宿・戸山公園
昨年１１月に土曜スケッチの会で新宿・歌舞伎町から始まる旧蟹川跡のスケッチをした。
今回は久しぶりにその続き。
旧蟹川は明治通りと大久保通りを横切り、戸山公園を通り、
早稲田大学の近くを廻って神田川に向かう。
この日の戸山公園は時おり小雨で新緑がきれいだった。
ただ、緑一色の風景を描くのは私には大変だった。
旧蟹川はこの先で「箱根山」の麓を通る。
まだ学生だったころ登った「箱根山」は禿山で、頂上から新宿などのビル街が望まれたが、
いまはこんもりと緑に覆われている。
かって木造長屋だった都営戸山ハイツ住宅も高層化して４０年になる。
戸山ハイツ生協に関わった昔、こんな緑の公園はなかったーなどと想い出しつつ。
写真、左手が箱根山ー標高４５Ｍ．江戸時代に造られた人工山。
麓に小田原を模して茶屋、旅籠もあったという。
戦前、戦中は百人町などを含むこの一帯は陸軍の戸山ヶ原練兵場だった。
そのころの陸軍医学校跡に現在は国立国際医療センターがある。
２０年ほど前に軍医学校跡地から１００体を超える人骨が発見され、
”７３１部隊の犠牲者ではないか”と騒がれた。
蟹川の昔の姿を想像しつつ、この地の歴史を想った。
南仏・トゥ―ルーズの街 （油彩８Ｆ）
トゥ―ルーズは赤レンガ造りの建物が多く、
”バラ色の街”とよばれているという。
古い歴史のある街だが、南仏の明るさに満ちていた。
この絵はまえにのせたカルカッソンヌの絵より先に描きはじめ、
最近やっと”完成”した。
”完成”とは描き手が「もうこれまでとあきらめた」ということ。
油彩がなかなか完成しないのは、描きなおしが可能なため
”あきらめ”がつかないため。
