ひなを拾わないで!
というキャンペーンが、日本鳥類保護連盟が実施しているのを知った。
巣立ち直後の雛は充分飛べないので、地面でじっとしていることが多く、それを落ちている・迷子と誤認され、保護という名の誘拐をしてしまう人間が多いからだとのこと。
近くに親鳥がいて、時々尋ねてきては餌をやるという2週間ほどの巣立ち雛教育期間があるので、保護せず、親鳥にまかせるというという自然界の摂理にのっとった姿勢が一番いいのだとのこと。
ファミリー動物病院の石田先生のあの時の言葉の数々を思い出した。
「誤認保護」「保護してしまったら」という日本鳥類保護連盟の言葉の表現に、KOKKOは、「もしや・・・?」と一瞬思ってしまった。が、両足指骨折が、実は両足指の障がいと知り、放鳥できるまでは「誘拐」し続ける決心をした。
もしも、この子が相変わらず地べたをヒョコヒョコ前につんのめるような歩き方しか出来ず、相変わらず数秒で止まり木から落下しでんぐり返りをし続けるばかりとしたなら・・・。、イタチや隣家の猫のタビちゃんの餌になるだけとしたなら・・・。それでも私はそれを自然界の摂理として受けとめ、スズメを野に放つ勇気を持てるだろうか?
うちの家には、障がいのある命が多い。
金魚もみんな障害がある。ひどいのはヒレが全てなく、水に浮いているだけの赤い肉の塊状態だったのもいる。障がいの重い金魚たちから自然淘汰されていき(それこそ野鳥の餌になってしまった)、現在生き残っている金魚たちは、ぱっと見たところではそうとは分からない障がいの軽い子たちだけになった。
雀のスズメを踏みかけて拾ったのも何かの縁か。
すずめ スズメ 雀
http://www.geocities.co.jp/AnimalPark-Shiro/6495/index.html