突然死
雀のスズメが昨日、突然死した。
朝、出勤したマザリング女史が、止まり木の下に落鳥しているのを発見した。私はといえば、泊りがけの出張から帰ってすぐに仕事場の机の上の鳥かごを覗き、死んでいる姿を見たのだった。
前日、帰宅前まではすこぶる元気だったという。止まり木に一分間近く止まってもいたというから、何が原因か分からない。が、とにかく雀のスズメは死んだ。
鳥かごやら水入れやら餌やら、本やらいろんなものを用意していただけに、新品のスズメグッズを見ると、悲しくなる。
お前は、一週間だけれど、生きながらえることが出来たんだよね。私に拾われたことは、決して不幸なことではなかったんだよね。
そう思いたい。
ファミリー動物病院の石田先生の言葉が思い出される。
「この子は90パーセントは死にます。もしも死んだとしても自分を責めてはいけません。元気になったら、よかったと思いなさい。」
確かに、ネットで調べたスズメ救出保護ブログやユーチューブの幼鳥たちと比べて発育状況もよくなかった。生まれつきの障がいは足だけではなかったのではないか。
塞ぎ込んで亡骸を自宅に持ち帰り、南京梅の根元に埋葬した。
我が家では、ペットが死ぬと、花木の根元に埋葬してきた。
スズメよ、梅の花となって蘇れ。