っつーことで、今回からはスタジオ27の1/20ロータス79です。スタジオのサイトを見たところ、この製品に関しては「存在しなかった事になってる」様です(笑)。要するに、後発でリニューアル版をリリースした事で、カタログ落ちさせた製品って事みたい。事実、フルメタルキットの79が2バージョン、マルティにカラーのレジンモデルが1バージョン、それぞれカタログには記載されております。
でも、先日の前フリでも書きましたが、このカタログ落ちレジン版プロポーションモデルも、そんなに悪いキットでは無いんですよね。元々ロータス79ってのは、当時隆盛を極めたグラウンドエフェクトカーの決定版みたいな車でして、他のチームの車と違い、ボディの殆どの部分がカウルに覆われておりまして、昨今のF1車両同様に、プロポーションモデルとしてキット化するなら、エンジン周りの細かいディテールはカウルを外さないと見る事が出来ない為、パーツ化も最低限で済むし、同時にユーザーとしても組み立ての労力を少なくする事が出来ます。ってことで、早速製作に取りかかっちゃうのでありました。
先ず、仕様をどうするかですが、○○GP仕様ってのに拘りはありませんが、資料として手持ちに多いのが78年モナコGP予選/スペインGP/スウェーデンGP/オーストリアGP仕様の資料。キットは、スペインとスウェーデンの選択型になっていますが、細かいマーキングを除いては両者とも右2ダクト左1ダクトの前期型ってことでほぼ同じ。カーNoは何故か御約束といわれる6番のロニー・ピーターソンです。何故かロータス79はセカンド・ドライバーだったロニー・ピーターソン仕様で作る人が多いらしいのですが、ロータス79でPPも優勝も多く勝ち取り年間チャンプも手中に収めたのは、紛れもなくマリオ・アンドレッティ。しかし、チームオーダーでマリオを常に先行させなければならなかったとか、イタリアGPで前年型78に乗り換えさせられたばかりか、スタート直後事故に巻き込まれ怪我をして、挙げ句の果てに治療失敗(?)で亡くなってしまったという出来事の数々が、時を経てスッカリ「LOTUS79=サイドウェイ・ロニー」っていうイメージを根付かせたんでしょうかね?ってな訳で、ポールtoウィンを成し遂げたスペインGP仕様のマリオ車ではなく、チームとしても車としても勝てなかったけど、ロニー人生最後の母国GPであったスウェーデンGP仕様を基本軸に作る事にします。
キットの中身を確認しつつ、エッチングパーツに不要パーツが複数含まれているので、これらを選り分ける作業を行います。なんで不要パーツがあるんかな?って思って、あえて不要パーツ(サイドスカートやリアウィング翼端板)を仮組みしてみたんですが、取り付け位置がおかしかったり形状が間違ってたりしたのを不要パーツとして、改めて修正パーツを追加してくれてるのがその理由のようです。思うんですけど、恐らくT車のDFV搭載車のパーツのリキャスト品が多いみたいなのですが、それを差し置いてもパーツの出来が凄く良いです。
レジン製のミッションもちゃんとモールドが刻まれてますし、歪んでもいない。メタルパーツも綺麗に抜けてますし、サスアーム等の手起こしパーツもモールドがシャープ。シャープすぎて油断すると折れそうなのが難点といえばそうですが、こないだから手こずっている同社の2003GAとは雲泥の差のパーツの出来と思えてなりません。
で、早速仮組みを始めたんですが、パーツの接着部や填め込み部のバリ取りと穴開けを行っただけなのにもかかわらず
早くも4点接地してアライメントも殆どOK。大体、ウィング類も真っ直ぐでバリとパーツの違い目がハッキリ判りますし、F2003GAの時とは何もかも大違いです。流石に発売から暫く経過してしまっているキットなのでレジンパーツそのものは若干の縮小が見られますが、歪みも殆ど出ていませんし、御陰で穴の位置を多少調整してやるだけでパチピタです。
リアウィングにしても
この通り。少々重いのでボディとの接合法は強度面を考慮して改修する必要はあるものの、何も手を加えずにパーツのピンとダボ穴を填め合わせただけで水平垂直平行が出てしまうってのが嬉しい。楽だねぇこりゃ。フロントウィングも、パーツ自体が真っ直ぐですし、ボディーパーツとの合わせも全く問題なく水平に付きます。だいたい、こないだのF2003GAなんて(←しつこい(笑))、サスを4輪接地させる状態まで調節するのにどんだけの手間と時間が費やされた事か・・・・。まさか一日、それも一時間も経たずに、サスペンションの接地調整・確認が済むとは思わなかったです。あまりの呆気なさに、物足りなささえ感じます。
そんな訳で、早くも各部にどの程度改修を施すかの検討を始めました。組むにはイージー・アッセンブリーな本キットですが、省略されたディテールや、私のイメージの79とは異なる解釈のアウトラインであるとか、手を入れたくなる部分は結構多めです。例えば、ボディーパーツだと
ロールバー付近のディテールが全く無視されてます。本来は、真ん中のカウルはサイドポンツーンとは別パネルで、更にエンジンより前と後とで二分割されており、更にロールバーに隠れた部分では、図の塗りつぶし部分の場所は、アルミモノコックが露出しております。そもそも真ん中の砲弾型の突起が大きすぎって話。また、サイドポンツーンからリアセクションへかけての分割ラインも、後期型→翌年型の分割ラインを構築してしまっていて、実際の前期型は
↑図中の赤の部分で前半と後半が分割されますし、サイドエンドの隆起部分は後半部のパネルに属し、前半部のパネルにサイドスカート上で覆い被さる形で結合されております。
また、79最大の特徴にして、全身ブラックという塗装色の御陰で解釈が難しいフロントノーズにしても
コクピット前付近の赤○部分のエッジが立ち過ぎですし、ノーズ前端の青○部分は盛り上がった部分はなくフラットな状態でノーズ下部まで回り込んでいるのがホント。
こういった点を中心に、ボディーパーツに少しずつディテールを増やしていこうと思っております。
でも、先日の前フリでも書きましたが、このカタログ落ちレジン版プロポーションモデルも、そんなに悪いキットでは無いんですよね。元々ロータス79ってのは、当時隆盛を極めたグラウンドエフェクトカーの決定版みたいな車でして、他のチームの車と違い、ボディの殆どの部分がカウルに覆われておりまして、昨今のF1車両同様に、プロポーションモデルとしてキット化するなら、エンジン周りの細かいディテールはカウルを外さないと見る事が出来ない為、パーツ化も最低限で済むし、同時にユーザーとしても組み立ての労力を少なくする事が出来ます。ってことで、早速製作に取りかかっちゃうのでありました。
先ず、仕様をどうするかですが、○○GP仕様ってのに拘りはありませんが、資料として手持ちに多いのが78年モナコGP予選/スペインGP/スウェーデンGP/オーストリアGP仕様の資料。キットは、スペインとスウェーデンの選択型になっていますが、細かいマーキングを除いては両者とも右2ダクト左1ダクトの前期型ってことでほぼ同じ。カーNoは何故か御約束といわれる6番のロニー・ピーターソンです。何故かロータス79はセカンド・ドライバーだったロニー・ピーターソン仕様で作る人が多いらしいのですが、ロータス79でPPも優勝も多く勝ち取り年間チャンプも手中に収めたのは、紛れもなくマリオ・アンドレッティ。しかし、チームオーダーでマリオを常に先行させなければならなかったとか、イタリアGPで前年型78に乗り換えさせられたばかりか、スタート直後事故に巻き込まれ怪我をして、挙げ句の果てに治療失敗(?)で亡くなってしまったという出来事の数々が、時を経てスッカリ「LOTUS79=サイドウェイ・ロニー」っていうイメージを根付かせたんでしょうかね?ってな訳で、ポールtoウィンを成し遂げたスペインGP仕様のマリオ車ではなく、チームとしても車としても勝てなかったけど、ロニー人生最後の母国GPであったスウェーデンGP仕様を基本軸に作る事にします。
キットの中身を確認しつつ、エッチングパーツに不要パーツが複数含まれているので、これらを選り分ける作業を行います。なんで不要パーツがあるんかな?って思って、あえて不要パーツ(サイドスカートやリアウィング翼端板)を仮組みしてみたんですが、取り付け位置がおかしかったり形状が間違ってたりしたのを不要パーツとして、改めて修正パーツを追加してくれてるのがその理由のようです。思うんですけど、恐らくT車のDFV搭載車のパーツのリキャスト品が多いみたいなのですが、それを差し置いてもパーツの出来が凄く良いです。
レジン製のミッションもちゃんとモールドが刻まれてますし、歪んでもいない。メタルパーツも綺麗に抜けてますし、サスアーム等の手起こしパーツもモールドがシャープ。シャープすぎて油断すると折れそうなのが難点といえばそうですが、こないだから手こずっている同社の2003GAとは雲泥の差のパーツの出来と思えてなりません。
で、早速仮組みを始めたんですが、パーツの接着部や填め込み部のバリ取りと穴開けを行っただけなのにもかかわらず
早くも4点接地してアライメントも殆どOK。大体、ウィング類も真っ直ぐでバリとパーツの違い目がハッキリ判りますし、F2003GAの時とは何もかも大違いです。流石に発売から暫く経過してしまっているキットなのでレジンパーツそのものは若干の縮小が見られますが、歪みも殆ど出ていませんし、御陰で穴の位置を多少調整してやるだけでパチピタです。
リアウィングにしても
この通り。少々重いのでボディとの接合法は強度面を考慮して改修する必要はあるものの、何も手を加えずにパーツのピンとダボ穴を填め合わせただけで水平垂直平行が出てしまうってのが嬉しい。楽だねぇこりゃ。フロントウィングも、パーツ自体が真っ直ぐですし、ボディーパーツとの合わせも全く問題なく水平に付きます。だいたい、こないだのF2003GAなんて(←しつこい(笑))、サスを4輪接地させる状態まで調節するのにどんだけの手間と時間が費やされた事か・・・・。まさか一日、それも一時間も経たずに、サスペンションの接地調整・確認が済むとは思わなかったです。あまりの呆気なさに、物足りなささえ感じます。
そんな訳で、早くも各部にどの程度改修を施すかの検討を始めました。組むにはイージー・アッセンブリーな本キットですが、省略されたディテールや、私のイメージの79とは異なる解釈のアウトラインであるとか、手を入れたくなる部分は結構多めです。例えば、ボディーパーツだと
ロールバー付近のディテールが全く無視されてます。本来は、真ん中のカウルはサイドポンツーンとは別パネルで、更にエンジンより前と後とで二分割されており、更にロールバーに隠れた部分では、図の塗りつぶし部分の場所は、アルミモノコックが露出しております。そもそも真ん中の砲弾型の突起が大きすぎって話。また、サイドポンツーンからリアセクションへかけての分割ラインも、後期型→翌年型の分割ラインを構築してしまっていて、実際の前期型は
↑図中の赤の部分で前半と後半が分割されますし、サイドエンドの隆起部分は後半部のパネルに属し、前半部のパネルにサイドスカート上で覆い被さる形で結合されております。
また、79最大の特徴にして、全身ブラックという塗装色の御陰で解釈が難しいフロントノーズにしても
コクピット前付近の赤○部分のエッジが立ち過ぎですし、ノーズ前端の青○部分は盛り上がった部分はなくフラットな状態でノーズ下部まで回り込んでいるのがホント。
こういった点を中心に、ボディーパーツに少しずつディテールを増やしていこうと思っております。