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碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
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日刊ゲンダイで、「芳根京子」について

2025年03月27日 | メディアでのコメント・論評

『まどか26歳、研修医やってます!』での芳根京子さん

 

フジテレビ春ドラマ

「波うららかに、めおと日和」で

芳根京子にかかる重圧 2クール連続主演

 

芳根京子(28)が4月24日スタートのフジテレビ系木曜劇場枠「波うららかに、めおと日和」に主演することが発表された。芳根は同ドラマ枠では初主演となる。

原作は漫画アプリ「コミックDAYS」(講談社)で連載中の同名コミックで、昭和11年を舞台に縁談で交際ゼロ日婚した新婚夫婦を描いたラブコメディー。夫役には、NHK朝ドラ「虎に翼」にも出演していた俳優、本田響矢(25)が抜擢された。

芳根が演じる主人公・江端なつ美は、関谷(旧姓)家の四姉妹の三女。ある日、父親に突如「嫁ぎ先が決まった」と告げられ、帝国海軍の江端瀧昌(本田響矢)と結婚することになる。「写真」相手の結婚式をあげ、夫不在の“夫婦生活”を始めるが、その後、女性に不慣れな夫と出会い、次第に心を通わせていく、という筋立て。

フジテレビといえば、元タレントの中居正広氏(52)と女性のトラブルに端を発した一連の問題の渦中。この時期になっても、まだ同枠で放送されるドラマのみが発表されていないという異例の事態になっていた。テレビ誌記者が声をひそめてこう話す。

「発表が遅れたことには、一連の騒動の影響を感じざるを得ない。看板ドラマ枠である『木曜劇場』にしては、作品の企画もキャスティングも物足りないレベル。いかにこのドラマ枠を埋めるのが厳しかったのかがうかがえます」(テレビ誌記者)

フジは現在、ドラマ枠に限らず、スポンサーが復帰するかは全くの未知数。今後、公にされるであろう「第三者委員会」の報告書次第の状態だ。

ともあれ、主演の芳根は18日に最終回を迎えたTBS系「まどか26歳、研修医やってます!」に続き、2クール連続ドラマ主演ということになる。このところ、主演やヒロイン役を立て続けに演じ続け、所属事務所の先輩である篠原涼子(51)に代わってすっかり事務所の看板を背負う存在に成長した。

その演技力は関係筋からの評価は高く、日刊ゲンダイ連載「テレビ見るべきものは!!」で、メディア文化評論家の碓井広義氏もこう評している。

「ハマっているのは、ヒロインの若月まどか(芳根)が医師ではなく研修医だからだ。病院内の各科を順番に回りながら経験を積み、将来の専門を決めていく。未熟な者が切磋琢磨する修業の旅。そんな『成長物語』が芳根にはピッタリだ」

さらに現場からはこんな声も聞こえてくる。

「人柄に申し分がなく、スタッフの評判も上々。ただ、いろいろ自分と向き合ったりするヒマもないほど働き続けているので、そろそろ勤続疲労に陥らないかが危惧されている」(映画業界関係者)

厳しい状況でこなす主演ドラマだけに、女優としての試練になりそうだ。 

(日刊ゲンダイ 2025.03.24)


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