初夏のエンタメ・美女の魅力を語りつくす
「キレイだな」「かわいい娘だ」。そう思って見ていた女優たちは、いつしかおとなになった。その美貌は衰えたか? そんなことはない。むしろ、若い頃よりもオンナに磨きがかかったように見える。40・50代を迎えて、彼女たちはより魅力的になった。そんな「美熟女優」に、いま注目が集まっている。
今宵、女優に一家言ある有識者10人に彼女たちの魅力を語りつくしてもらおう。「フェロモン」「美貌」「演技力」「知性」「包容力」の5部門について評価をしてもらった。
最終的に、有識者たちの圧倒的な支持によって1位に輝いた女優が松たか子(45歳)だ。
「話題作となったドラマ『カルテット』(TBS系)や『大豆田とわ子と三人の元夫』(フジ系)では、表情の変化だけでその場の空気感すらも視聴者に伝える技術を見せていました」(メディア文化評論家の碓井広義氏)
「三谷幸喜さんや坂元裕二さんなど大御所の脚本家から重宝されているのは、間違いなく演技力あってのことでしょう。三谷作品は派手な動きをする役者が多いなか、いつでも松さんはそつなく演じている。熟練の業だと思います」(キャスターの徳光正行氏)
「知性」部門は、二人の美熟女優が圧倒的な支持を得た。そのうちの一人で、2位につけたのは小泉今日子(56歳)だ。社会学者の太田省一氏はこう語る。
「読売新聞の書評欄を担当したりエッセイを書いたりと、女優業と同時並行で文筆業も続けるのは頭が良くなければできない。こうした実績があるからか、出演作には『グーグーだって猫である』など文学的・芸術的な作品が多いように感じます」
小泉とは僅差で1位に輝いたのは天海祐希(54歳)だ。『離婚弁護士』(フジ系)では弁護士役、『緊急取調室』(テレ朝系)では刑事役を務めるなど、天海は頻繁に知性的な職業人を演じている。
「こうした役柄は、誰にでも務められるわけではありません。視聴者に違和感を持たせず、説得力のある演技ができるのは地頭が良い証拠です。 番宣などで時々出演しているバラエティ番組を見ると、何気ない一言や自然な振る舞いからも彼女の知性を感じられます」(社会学者の太田省一氏)
何をしても見守ってくれそうな人
最後に「包容力」部門を見てみよう。有識者たちは「どれだけ自分を甘やかしてくれそうか」という点を重要視した。
「何をしても見守ってくれる。そんな男の願望をかなえてくれるのは和久井映見さん(51歳)ではないでしょうか。'17年に放送されたNHKの朝ドラ『ひよっこ』では寮の舎監を演じていましたが、これ以上ないほどハマッていました。和久井さんには、甘えたくなってしまう度量の広さを感じます」(メディア文化評論家の碓井広義氏)
他には米倉涼子(46歳)や真矢ミキ(58歳)などの名前も挙がった。
そうした中、栄えある1位に輝いたのは石田ゆり子(52歳)だ。
「石田さんからは何をしても許してくれそうな強烈な母性を感じます。彼女はSNSで愛犬や愛猫と過ごしている日常を発信しているのですが、見ていて本当に癒やされるんです」(キャスターの徳光正行氏)
「今年出演した『妻、小学生になる。』(TBS系)が印象に残っています。親から虐待を受けている女児に石田さんが話しかけるシーンがあるのですが、彼女の優しさが溢れていて、プライベートの彼女も本当に温かい人なんだろうなとさえ思えてしまいました」(社会学者の太田省一氏)
美熟女優ナンバーワンは!
では、「美熟女優」の中で総合ナンバーワンは誰なのか。
各部門の点数を足してみると、フェロモンで5位、美貌で3位、演技力で11位、知性で3位と、すべての部門で高評価を得た石田が全体でも首位に立つことがわかった。
そして2位は宮沢りえ、3位は天海祐希、4位は沢口靖子となった。
自分の「推し」が何位か確かめつつ、彼女たちの魅力を噛みしめてみてはいかがだろうか。
(週刊現代 2022年6月25日号より)