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碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
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週刊現代で、フジテレビ「月9」についてコメント

2017年02月01日 | メディアでのコメント・論評


今クールも大コケ! フジテレビ上層部
月9を「やめる」「やめない」大モメ会議


記事は、次のような流れで・・・

・竹野内豊の主演作を予定していたが、成立しなかった。

・西内まりや、山村隆太など現在の出演者も「突然のオファー」だった。

・ストーリーも今の時代に求められているものとは言い難い。

元テレビプロデューサーで上智大学教授の碓井広義氏が言う。

「視聴者はちゃんと見るべきドラマを見極めています。美男美女が紆余曲折を経て最後は幸せになるという流れが見なくても分かる。見る動機がないんです。視聴者と感覚がズレてしまっています。この作品はテレビマンとして本当に作りたいドラマなんでしょうか」


(中略)

・10月クールには、満を持して木村拓哉が主演するという。

・月9のイメージを支えてきたキムタクで最後の大勝負に出るというわけだ。

・だが、厳しい戦いになるのは目に見えている。

「(一時的なカンフル剤にはなるかもしれませんが)月9という枠そのものが復興するには、キムタクだけでは足りない。もはや月9という枠としての衰退は止められない。月9ブランドを一度壊すという選択をしたほうがいいでしょうね」(前出・碓井氏)


以下、記事では・・・

・今、フジテレビの制作現場には厭世観が漂っている。

・昨年、トヨタがツキのスポンサーを降りたことも大きい。

・「笑っていいとも!」「スマスマ」に続いて、月9まで終わったら、フジには何が残るのか。

(週刊現代 2017.02.11号)