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碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

今週の「読んで書いた本」 2011.10.31

2011年10月31日 | 書評した本たち

内田樹さんの新著『うほほいシネクラブ~街場の映画論』(文春新書)が出た。

さっそく入手。

まあ、よくぞこれだけ観たものだ。書いたものだ。

新書なのに、ずっしりと重く、厚い。

値段だって、新書なのに、税込で1050円!

もう少し書き足して単行本でも十分だ(笑)。

でも、読みだすと止まらない。

自分が観てきた映画に、思わぬ角度からスポットが当たり、「ふーん、そうなんだあ」と新たな知見が得られる快感。

仕方ないか、1050円。


ということで、今週の「読んで(書評を)書いた本」は、以下の通りです。

小林信彦 『流される』 文藝春秋
 
稲葉圭昭 『恥さらし~北海道警・悪徳刑事の告白』 講談社

大谷昭宏・藤井誠二 
『権力にダマされないための事件ニュースの見方』 河出書房新社

長嶋 有 『安全な妄想』 平凡社

山野 勝 『江戸と東京の坂』 日本文芸社



* 上記の本の書評は、発売中の『週刊新潮』(11月3日号)に
  掲載されています。