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碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

来月、ギャラクシー賞「報道活動」シンポジウムを開催します

2011年10月19日 | テレビ・ラジオ・メディア

選奨委員長を務めさせていただいている、ギャラクシー賞「報道活動」部門。

その受賞作を、全国各地から集まってくださる制作者の皆さんと共に見て、語り合うシンポジウムを、今年も開催いたします。

11月19日(土)の午後、四谷の上智大学にて。

ぜひ、今からスケジュールに入れてください。


公開シンポジウム
ギャラクシー賞「報道活動」を見て、
制作者と語る会 2011


ギャラクシー賞「報道活動部門」とは、番組枠を越えたキャンペーン報道、複数局による報道、単体の番組では完結しないスクープ報道活動などを審査の対象としています。

日本を代表するこれらの報道活動は、全国各地で長期間にわたって放送されたものですが、放送エリア以外では、視聴する機会がほとんどありません。これらを一挙に上映することは、テレビ報道を考えるうえで欠かせないと思います。

また、報道活動に携わった放送局の担当者を招き、その活動を評価した選奨委員、報道活動に関心を寄せる視聴者・研究者などが一堂に会して、報道について議論することは、報道の現状や課題を明らかにし、日本の放送にとって大きな意義があると考えております。

ぜひ、ご参加ください。


●日時: 11月19日(土)午後1時~午後5時
(開場:午後12時30分)
●会場: 上智大学 9号館 249教室


●参加自由(資料費 500円)/申込不要
●主催: NPO法人 放送批評懇談会「報道活動」選奨委員会
●共催: 上智大学文学部新聞学科


上映作品&参加放送局:

<大  賞> 
札幌テレビ放送 「がん患者、お金との闘い」2007年~2011年 一連の報道
<優秀賞> 
宮崎放送  口蹄疫発生から終息宣言までの一連報道
<優秀賞> 
琉球朝日放送 ステーションQ年間企画「オキナワ1945島は戦場だった」
<選  奨> 
テレビ金沢 壁画修復から見つめた 幻の画家アーニョロ・ガッディにおける一連の放送活動
<選  奨> 
東海テレビ放送 報道キャンペーン「堀川のキセキ~人・街・川」
<選  奨> 
日本放送協会 NHK「北方領土プロジェクト」


お問合せ:放送批評懇談会:03-5379-5521((平日10時~13時/14時~18時)





今週の「読んで書いた本」 2011.10.19

2011年10月19日 | 書評した本たち

来週、札幌に行くのですが、あちらから届いたメールには、
「まもなく雪?という寒さです」とありました。

東京も、急に涼しくなってきましたね。

本を読むにはいい季節です、って1年中、読んでるんですが(笑)。


今週の「読んで(書評を)書いた本」は、以下の通りです。

池澤夏樹 『春を恨んだりはしない~震災をめぐって考えたこと』 
中央公論新社

藍野裕之 『梅棹忠夫~未知への限りない情熱』 山と渓谷社

姜 尚中 『あなたは誰?私はここにいる』 集英社新書

寒河江正・羅逸星 『あの時、ぼくらは13歳だった』 東京書籍

指南役 『テレビは余命7年』 大和書房


・・・・池澤さんの『春を恨んだりはしない』は、震災にまつわる文章の中でも出色のひとつだと思います。


* 上記の本の書評は、発売中の『週刊新潮』(10月20日号)に
  掲載されています。