Le Petit Prince

星に願いを…

桜花賞と世界の兄貴

2006年04月09日 18時39分24秒 | 競馬全般
本日、阪神競馬場で行われた桜花賞はキストゥヘヴンの優勝で幕を閉じました。

前々回のblogでキストゥヘヴンに高い評価を与えながら、直前になってフラワーCのVTRを見たことでフサイチパンドラに目移りした「愚か者」の私は、ただの恥晒しというわけでございますね(苦笑)

しかし、これで近年の桜花賞はフラワーC勝ち馬が3年連続して連対という結果になったわけで、フラワーCというのは本当に出世レースになった感が強いですね…。
桜花賞を制するにはパワーが重要と考えておりましたが、それとともに1800mをこなせるような距離適性も重要ということを頭に入れておかなければいけないのでしょう。

勝ち馬キストゥヘヴンは1頭次元の違う末脚で突き抜けたように、相当な能力の持ち主であったと思います。ゴール板を過ぎてもまだまだ伸びていきそうな雰囲気も感じられ、距離延長のオークスでもかなり有力ではないでしょうか。今後が楽しみな「強い馬」の出現を素直に喜びたいですね。

2着アドマイヤキッスもセンスのよいレース運びで能力のあるところを見せてくれました。この馬もまだまだ良くなっていく雰囲気が感じられ、さらに距離が伸びるオークスではより持ち味が活きそうなタイプに思えました。パドックでは本当に大人しくて綺麗な馬で、一目見て気に入りましたね(笑)

3~5着馬に関しては全て「消し」の評価を与えていた馬たちで私の認識の甘さだけが浮き彫りになったということで…(苦笑)
まあ、これらの馬たちは距離延びてプラスの馬はいなさそうですのでオークスでは再び軽視しても良いでしょう…。

◎タッチザピークはチューリップ賞と同じような負け方でした。能力面よりも途中で自分でレースをやめているような印象で、気性面の成長が待たれます。
○テイエムプリキュアはいつにも増して、反応の悪さが目立ちました。個人的な見解ですが、太目が残っていて馬が苦しがっているような気がしましたね。
▲フサイチパンドラはパドックからイレ込みが目立っていました。スタートも立ち遅れ、レースの流れに乗ることもできず最悪のパターンに嵌まってしまいましたね。1度、ダートでの走りを見てみたい気もします。

総括すると、やはり今日はキストゥヘヴンの強さが際立っていた印象で、オークスに向けてはこの馬とアドマイヤキッスを中心に展開していくことになるのでしょう。
あとはこの2頭に別路線から割って入る馬が現れるかどうか?といったところが今後の見所だと思います。

桜花賞の回顧は以上です。


ところで、今日は朝から阪神競馬場へ行ってきたのですが、しめし合わせたわけでもないのに何人かお知り合いの方とご一緒することができました。
まっけんさん&奥様、Iさん、シミゾウくん、S.K.さん、そして私&嫁。
これらのメンバーでお弁当を買って、阪神競馬場の内馬場でお昼をご一緒しました。
久し振りに内馬場に行ったのですが、新鮮で楽しかったですよ。
来週には阪神競馬場の芝コースの開放もあるようで、是非行ってみたいと思っています。

…まっけんさん、ニシノフジムスメやっぱり桜花賞に出ていて欲しかったですよね(笑)
間違いなく好勝負していましたよ!
それになにより…ブルーメンブラットの前に立ちはだかることもなかったでしょうに(苦笑)
というよりも…ブルーメンブラットも桜花賞で好勝負できていましたよ!
キストゥヘヴンとワンツーしていたんじゃないだろうか?
とにかく、残念です…


さあ、気を取り直して来週は皐月賞!
タッチザピークはシーザリオの夢を継ぐことができませんでしたが、さらに第2弾が控えています…。
次なる矢はグロリアスウィーク!
血統からはむしろこちらの方がシーザリオの後継というに相応しいでしょう。
期待です。
ただ、他にも肩入れしたい馬がいるのですよね(苦笑)
クロノロジストと同血、フサイチリシャール。
ファーストチェアの兄、アドマイヤムーン。
幻の出資馬、インテレット。
う~ん、実に悩ましい…(笑)

桜花賞以上に注目の混戦「皐月賞」となりそうです。


あと、最後になりますが…。
金本アニキ!世界新記録凄いぜ!
あめでとう、そしていつもありがとう!
阪神ファンが世界に誇る「兄貴」です (T)


コメント (5)
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夢を継ぐ者…桜花賞

2006年04月09日 00時40分32秒 | 競馬全般
最初にお断りしておきますが…。

前回のblogの中で、キストゥヘヴンについてフラワーCの内容が高評価できる…と書いておりましたが、実際にはフラワーCのVTRは全く見ておりませんでした(苦笑)
大スポの「前哨戦を検討する」という企画の中でフラワーCのラップに関する記事がありまして、それをそのまま鵜呑みにしただけです(苦笑)
何故、急にこんなことを言い出すかというと、先程初めてフラワーCのVTRを見たんですね。そうしたら、どうみても…フサイチパンドラのほうが強い!(笑)
あれはフサイチパンドラの能力の高さだけが際立ったレースでしたよ…。
従って、「キストゥヘヴン単穴以上の評価」は撤回いたします(苦笑)

で、この流れのまま「桜花賞」の予想にいきますが…。

正直に告白しますと、フラワーCはおろか実はチューリップ賞のVTRさえも先程チラっと見たのが初めてでして…(苦笑) もちろんアネモネSは見てもいません…。
それを踏まえた上で、有力馬について見解を述べていきたいと思います。


まずはフラワーC組。

キストゥヘヴン に関しては前述のとおり当初の評価からは下げる形になりますが、これまでの戦跡が示すとおり芝での切れ味が身上のタイプと捉えてよさそうです。またアドマイヤベガ産駒ながらダートもこなせるという点からそれなりのパワーも備えていると思われますし状態面に関しても良さそうで、前走からの上積みがあると仮定するならばココでも面白い存在だと思います。
フサイチパンドラ は能力は今回のメンバーの中でも抜けていると思われます。それ程のインパクトのある前走の内容でした。中2週続きの臨戦過程が不安ではありますが、牡馬顔負けの体力もこの馬には感じさせられますし、ダンスインザムード・シーザリオといったフラワーC経由の大物と同じ匂いすら漂っており、かなり有力な存在といえるのではないでしょうか。

フラワーC組の2頭はともに「買い」ですね。


フィリーズR組。

ユメノオーラ は阪神コースの実績、現在の馬場状態から期待の大きかった1頭ですが、それらを帳消しにしてしまうほどにこの1番枠は致命的だと思います。出来に関しては平行線でしょう。
ダイワパッション の出方は非常に気になります。陣営はこの内枠を喜んでいるようですが他馬の出方次第ではこの枠が仇となるような気もしますね。それでも状態面に関しては絶好といえるだけの出来にあり今の馬場にも十分対応できるタイプだと思われますので狙う価値はあるでしょう。
エイシンアモーレ は福永騎乗時は崩れていない点が非常に魅力も、前走の内容を見る限りココでは厳しそうに思えます。スムーズに先行できれば複勝圏はあるかな~とも思いますが、逃げ・先行馬が揃った今回は展開面でも苦しい競馬になるでしょうね。
アルーリングボイス は調教の内容次第では狙うことも可能かと思いましたが、その調教がこの有り様ではさすがに厳しいでしょう。決して「終わった」馬だとは思いませんが、まだしばらくは復活まで時間を要すると思われますので今回は静観すべきでしょうね。
ミッキーコマンド については触れるまでもないでしょう。

フィリーズR組からはダイワパッションのみ「買い」の評価ですね。


アネモネS組。

アサヒライジング は逃げないと持ち味が出ないタイプといって良いでしょう。となると同型との兼ね合いが大きなポイントになるところですが、今回はハナを奪うことすら難しいと言わざるを得ません。この馬には不利な条件が重なりましたね。
グレイスティアラ はやはり芝では厳しいと言わざるをえません。

アネモネS組は両馬とも「消し」でよさそうです。


チューリップ賞組。

ラッシュライフ は非常に迷う1頭。乗り慣れた騎手が手綱を取れないのはマイナスだと思います。ただ心配されるペースに関しては十分対応できるのではないでしょうか。むしろ瞬発力勝負に不安を感じるこの馬にとっては底力を問われる流れになると予想される今回はレースがし易いようにも思われます。シーイズトウショウのようなレースがベストでしょう。
テイエムプリキュア はやはり有力でしょうね。前走からの上積みも大きいでしょうし、熊沢騎手に戻るのはかなり大きいと思いますね。またパワー型と思われがちな同馬ですがスピードもかなりのものがあり、そういった面から展開に左右されない強味も感じられます。ただ勝負処の反応に不安は残りますね。
アドマイヤキッス は人気ほどの評価はどうかと思いますね。チューリップ賞の内容は桜花賞に繋がるものではないでしょう。調教タイムなどから状態は良さそうな声が聞かれますが、「2走ボケ」の可能性も低くはないと思っています。やはり「底力」という面で不安は残りますし、混戦で浮上するタイプとも思えないんですよね。とはいえ能力のMAXは未知数なのも事実ですし、アッサリがないとは言い切れません…(苦笑)
ウインシンシア は非常に高い能力を持つ1頭だと思います。馬体から醸し出す雰囲気は一流のものがありますし、将来走ってくるのは間違いないでしょう。ただ現状はその能力だけでレースをしている印象を受け、展開次第の面が否めないのは事実です。そのあたりの評価が微妙ですが、このタイプは抑えておいて損はないでしょう。
シェルズレイ は前走内容から穴人気するだろうと思っていましたが、あの追い切りは…(苦笑) もともと個人的には評価の低い1頭でしたので人気をしてほしかったのですが…。スムーズなレースでどこまで…といったところでしょうが、外枠もマイナスですし、能力的にも厳しいと見ています。
タッチザピーク の評価が急降下していますね。大外枠はプラスとは言えないかもしれませんが、前走の敗因が気性的なものだったとするならば案外この枠が吉とでるかもしれません。新馬・紅梅Sで見せた能力は非凡なものがあり、前走時に不安視された状態面も1週前の好時計を見ると大幅な良化が窺えます。阪神コースに関しても坂路であれだけのタイムが出せるわけですから、克服は可能といえるのではないでしょうか。

チューリップ賞組からはシェルズレイのみ「消し」ということで。


最後に別路線組を。

アイアムエンジェル は逃げてレースを引っ張るだけの存在でしょう。
ウエスタンビーナス にはいかにも距離が長い。ニシノフジムスメは買いたかったのですが…。
コイウタ は能力に疑問符がつきます。これまでの実績から人気を集めそうですが倒した相手が二線級…。堅実な反面、能力以上の走りは見せることのできないタイプでしょうし、そういう意味では典型的なTRホースといえるのではないでしょうか。

別路線組は全て「消し」でよさそうです。


以上、各馬について見解を述べてきましたが、これらを踏まえて予想に移ります。

まず、ここまで残ったのは8頭。
この中から、積極的に狙ってみたいのは、フサイチパンドラ と テイエムプリキュア 。
この2頭は桜花賞のTRとして、実は1番レベルが高かったと思われる「阪神JF」の上位馬でもあり、そういった面からも信頼のおける2頭だと言えると思います。
純粋に能力では「フサイチ>テイエム」だと思われますが、馬場への対応・レース展開を考えると今回は甲乙つけがたい2頭ですね。

一方、ヒモ候補の順列としては、「ダイワ・キストゥ・ウイン」は期待度が高く、「アドマイヤ・ラッシュ」は消しに近い存在だといえます。

結論です。


第66回桜花賞(GⅠ)

◎ タッチザピーク

今年の3歳牝馬クラシック戦線で一貫して高い評価を与えてきたタッチザピーク。
前走、チューリップ賞の大敗…。さらには不利といわれる大外枠…。
今回、本命に至るまでに大きく心が揺らいだときもありました。

しかし、そんな「揺れる胸中」から不安を取り払ってくれた「あの馬」の存在…。

「あの馬」が残した唯一の忘れモノ…。
その「桜」の栄冠を獲りにいくべき存在はこの馬こそが相応しい。

シーザリオ の夢を継ぐ者……それが、タッチザピーク


理屈ではなく、最後は感情の赴くままにタッチザピーク本命です。
大外枠からのスタートは大きな不利でしょう。
それでもシーザリオが勝利への道へと誘ってくれると妄想して(笑)期待します!

馬券はタッチザピークの単。
それとタッチザピーク1頭軸の3連複で相手7頭へ。
勝負は3連単。
タッチ・テイエムの2頭軸マルチで、③④⑧⑭⑮⑰へ。
タッチ・フサイチの2頭軸マルチで、④⑧⑭⑮へ。

これで勝負です。


長々と桜花賞について述べてきましたが、明日は朝から阪神競馬場に行ってきます。

最後に福島民放杯に出走する…ペニー・フェリシア・チュラサン!
シーザリオと桜で鎬を削ったこれらの馬たちも頑張れ!

熱い想いで仁川から応援しているゾ!!(T)



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