次の「フラッシュモブ」は、スペインの「Banco Sabadell」という銀行が、その130周年を祝って地元のへ感謝の意を込めて行われたようです。曲目はご存知ベートーヴェンの「第九」です。
「第九」は本来、第1楽章から第4楽章まであり、「混声合唱」が入る「第4楽章」だけでも20分以上もの演奏時間を要します。「混声合唱」の旋律は、ご存知の『歓喜の歌(喜びの歌)』と言われるものです。これはフリードリヒ・フォン・シラーの『歓喜に寄す』という詩から3分の1程度を抜粋し、一部をベートーヴェンが編集した上で曲をつけたものといわれています。
◆少女がお金を恵んだらオーケストラの大演奏のサプライズ》(4:50)☚クリック
動画をよくご覧ください。オーケストラの「演奏者」が少しずつ加わり、徐々に本来の「シンフォニー」(交響曲)を形成しながら、音の重厚さを増して行く様子がいいですね。しかも「演奏者」は、聴衆と変わりない服装の「普段の生活者」であり、「passenger(通行者)」として〈周りの風景〉すなわち〈ひとびとの集いの輪〉に溶け込んでいます。「フラッシュモブ」ならではの「演出」であり、「効果」といえるでしょう。
なお「原題」は、《A Little Girl Gives Coins To A Street Musician And Gets The Best Surprise In Return》。この視聴回数は、公開された2013年12月17日から2018年5月13日午前2時44分現在、52,013,819回となっています。4年5か月=53か月での数字ですから、ひと月平均約百万回の視聴がなされたことになります。凄い! いや…いえ…チョーヤバい‼
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2012年12月24日――。次のフラッシュモブの魅力は、イントロに「ハンドベル」が使ってあることでしょう。9人の現役のCAが紡ぐサウンドがいいですね。演奏曲目は、これもベートーヴェンの「第九」です。
ことにこの日が「クリスマスイヴ」であるため、「ハンドベル」の「音色」がいっそうこの日の雰囲気を巧みに演出しています。
◆《東北支援チャリティーイベント 羽田空港フラッシュモブ 2012》(9:11) ☚クリック
なおこのときの「寄付金」は、「認定NPO法人国境なき子どもたち」を通じ、東北の子どもたちへの「楽器の寄贈」や「東北での音楽イベント」の「開催資金」などに使われたとのこと。
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