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黄帝内経素問 通評虚実論篇 第二十八 第七節 語句の意味 2-2

2013-08-29 09:38:56 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 通評虚実論篇 第二十八

第七節

 帝曰。春亟治經絡。夏亟治經兪。秋亟治六府。冬則閉塞。閉塞者用藥而少鍼石也。所謂少鍼石者非癰疽之謂也。癰疽不得頃時回。癰不知所、按之不應手。乍來乍已。刺手太陰傍三痏與纓脈各二。

 掖癰大熱。刺足少陽。五刺而熱不止、刺手心主三。刺手太陰經絡者。大骨之會各三。

 暴癰、筋緛、隨分而痛、魄汗不盡、胞氣不足、治在經兪。

 腹暴満、按之不下、取手太陽經絡者。胃之募也。

 少陰兪去脊椎三寸傍五用員利鍼。

 

語句の意味 2-2

鍼灸医学大系 語句の解

手の太陰の傍=足の陽明胃経を指すもので、即ち気戸、庫房等の穴をいうのである。

 

気戸=きこ。経穴名。足陽明胃経に属する。新・東洋医学辞書ソフト

庫房=こぼう。経穴名。足陽明胃経に属する。新・東洋医学辞書ソフト

 

痏=やまいだれに有・い。①瘢痕(はんこん・きずあと)。例:針による傷。<霊枢邪気蔵府病形篇>「針を発しおわりて疾くその痏を按じてその血を出さしむことなければ、その脈は和す。」②刺針の回数。<素問繆刺論>「針を用いる者は気の盛衰に随いて痏数をなす。」<素問刺腰痛篇>「これに刺すこと三痏」③穴位。<霊枢熱病>「両手外内側各三、凡そ十二痏(外側は少沢、関衝、商陽。内側は少商、中衝、少衝)」④瘡瘍。<章太炎医論集>「本経にいう。それ悪瘡火傷を主治す則ち陽中の瘡痏自づから除かれると。」

 

纓脈=えいみゃく。冠を結ぶ所の両旁動脈、すなわち人迎穴。<素問通評虚実論>

 

掖癰=腋癰・えきよう。癰が腋窩に発したものである。夾肢癰ともいう。陽証に属する。多くは肝脾の血熱または心包経の風熱によって起こる。その症状は初期には突然紅く腫れて痛み、堅く消え難く、寒熱を伴う。最後に軟らかくなり、膿を成す。もし初期に皮膚の色が変わらず、一面に腫れて硬く、腫れる速さは緩慢であり、疼痛は軽く、わずかに微熱があり、長い間化膿して潰するものは腋疽又は米疽といい、陰証に属する。これは肝脾の二経の気が滞り、血が鬱して起こるものが多い。

 

大熱=体表に現れる熱のこと、裏熱に対するもの。新・東洋医学辞書ソフト

大熱=たいねつ・大は体表をさし、大熱は高い熱の意味ではなく、体表の熱をいい、裏熱に対していったもの。<傷寒論太陽病中>「汗出でて喘し、大熱なき者は、麻黄杏仁甘草石膏湯を与うべし。

 

手心主=てのしんしゅ。手厥陰心包絡経の別名。<霊枢経水篇>「手の心主、外は漳水に合し、内は心包に属す。」

 

太骨之會=王冰・馬蒔、張志聡の説があり、柴崎先生は張志聡の説をとっておられます。2339~2340ページ参照(原文のみ大骨となっていて、その他は正誤表に太骨となっている)

 

緛む=縮(ちぢむ)の意。東洋学術出版社素問

 

分=①分肉の簡称。分肉(ぶんにく)。<素問長刺節論>「諸の分、かつ寒くかつ熱くあるは狂なり。」②肌肉の紋理のこと。⇒肌腠(きそう)③⇒分(ぶ)。

分肉=①肌肉のこと。前人は肌肉の外層を白肉といい、肉層を赤肉といって、赤白に分けた。またあるいは、肌と肉の間隙を分肉という。<霊枢本蔵>「衛気は、分肉を温め、皮膚を充し、腠理を肥やし、開闔を司る所以のものなり。」②皮内の骨に近い肉で、骨と分かつものをいう。<霊枢官鍼篇>「少益深く皮を絶ち、肌肉に到り、未だ分肉の間に入らざるなり。已に分肉の間に入れば、穀気出づ。」③経穴名。陽輔穴のこと。足の少陽経に属す。<素問気穴論>「府兪二穴、・・・・・分肉二穴。」<新校正>「是陽輔なり。」

 

魄汗=はくかん・汗のこと。肺は魄を蔵し、外は皮毛と相合す。汗液は表皮より誘発するので肺気と関係がある。ゆえに魄汗と称し、汗孔または魄門(鬼門)と言われる。一説には魄は陰であり、汗は陰液であるゆえにこの名称があるとされる。<素問生気通天論>参照

 

胞氣=ほうき。①膀胱経の気。②少腹血海の気。<素問通評虚実論>「胞気不足。」

胞気=膀胱のことで目へんに浮のつくりと同じ。または膀胱の気化作用、少腹、血海の気のこと。

 

 腹暴満、按之不下、取手太陽經絡者。胃之募也。

 少陰兪去脊椎三寸傍五用員利鍼。

鍼灸医学大系 語句の解

王冰

新校正

馬蒔

張志聡

*前記三氏の註を見ると、いずれも原文を是認して解説し、新校正に於ては甲乙經及び楊上善の説を取り入れて、その一部を誤りならんと解説するも亦終りに未だ孰れが是なるを知らずと述べているので、ここは原文のままで解説することにし、その是非は将来臨床上の追試の結果をまつこととする。鍼灸医学大系

 

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