黄帝内経素問 陽明脈解篇 第三十 第一節

おはようございます昌栄薬品の宮原　規美雄です

柴崎保三著・鍼灸医学大系　⑤　黄帝内経素問　陽明脈解篇　第三十

第一節

原文

　黄帝問曰。足陽明之脈病、悪人與火。聞木音則然而驚。鐘鼓下(不の間違い・正誤表に無し)爲動。聞木音而驚何也。願聞其故。

　岐伯對曰。陽明者胃脈也。胃者土也。故聞木音而驚者土悪木也。

 

(訓読)

黄帝問うて曰く「足の陽明の脈病めば、人と火を悪む。木音を聞くときは則然(てきぜん)として驚く。鐘鼓には爲めに動ぜず。木音を聞きて驚くは何ぞや。願くは其の故を聞かん」と。

　岐伯對えて曰く「陽明は胃の脈なり。胃は土なり。故に木音を聞きて驚くは、土は木を悪めばなり」と。

 

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