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黄帝内経素問 脈要精微論篇 第十七 第六節 訳

2012-03-01 05:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

 

黄帝内経素問 脈要精微論篇 第十七

 

第六節

 岐伯曰、反四時者、有餘爲精、不足爲消。應太過不足爲精、應不足有餘爲消。陰陽不相應病。名曰關格。

 

訳 この第六節は一生懸命難解です。

 

鍼灸医学大系の訳を引用します。

 

岐伯が申し上げるには、

 「春夏秋冬四時に於ては陰陽の気の消長というものは、夫々定まっているものであるが、もしそれが相反するような場合に於ては、余りがあるということは精気が余分にあることで、之を精とし、不足して居るとは、何等かの原因によって精気が減削されていることを意味するもので、之を消と為すのである。

不足に対して之が反応として与えられた精気が、不足分よりも多くある場合には、之を精と為し、補してやらねばならぬ精気の分量の方が、保有する分量よりも多いのを消と為すのである。

陰陽ともの相応ぜず、陰気は内部に閉じ込められて動きがとれず、陽気は外部にひっかかって身動きも出来ない状態を関格というのである」と。

 

この句(反四時者・・・)以下本節の文章は、全体として何を示しているのか明確でない。鍼灸医学大系

 

東洋学術出版社素問

【解説】

多紀元簡(1754?-1810)の説「この項の三十九字の字句を検討してみると、前後の文章とうまくつながらず、他の篇からの錯簡かと疑われる。さらに『精』、『消』の二文字もその意味がはっきりとしていない」。

 

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