海の精クラブより
季節を楽しむ
七十二候通信
「七十二候」は「二十四節気」の各節季を約5日ごと3つの候(初候、次候、末候)に分けたものです。
ともに中国から伝わったものですが、中国の表現をそのままの「二十四節気」と違い、「七十二候」は日本の気候や動植物にあわせて修正されてきました。
より身近な季節の移ろいを知ることができます。
七十二候
末候7/1~
半夏生 はんげしょうず (半夏が生えるころ)
ここで言う半夏(はんげ)とはサトイモ科の烏柄杓(からすびしゃく)のこと。
その根茎は半夏と言う名で生薬として使われます。
地面からにょきっと緑色の柄杓型の花を出します。
農事の節目ともされ、田植えを終わらせるころです。
渡辺武著平成薬証論より
半夏 ハンゲ 半夏 〔薬味薬性 辛平 水剤〕 地文 水玉
半夏を使った処方は多数あり、漢方では欠くことのできない重要な生薬です。
半夏が含まれる当店の処方
傷寒・金匱 柴胡桂枝湯 小柴胡湯 大柴胡湯 小青龍湯 半夏瀉心湯
傷寒論 柴胡龍骨牡蠣湯
金匱要略 麦門冬湯 半夏厚朴湯
半夏の名の由来
夏至から十一日目の半夏生(はんげしょう)の頃に採集する薬草だからです。
カラスビシャクは田畑の雑草で球茎とむかごで猛烈に繁殖しますが、これを畑仕事の合間に農夫が掘り取って家に持ち帰ると、婦女がこれを里芋を洗うように桶に入れて皮を取り、日干しして乾かします。
干しあがると真っ白な球茎半夏ができます。
これを仲買い人が家々を廻って買い取ってくれるので、昔はカラスビシャクは農家の臨時収入になりました。
カラスビシャクは葉柄の下部に着くむかごの形が栗に似ているので、ヘソクリという別名があるのですが、ヘソクリ金の由来はヘソクリを売って婦女が得た臨時収入だったから、といわれています。
〔基源〕サトイモ科 カラスビシャク
日本各地の路傍、畑地に自生する多年草。球茎のコルク層を除いて乾したものを半夏とよび、薬用にする。
〔成分〕
ホモゲンチシック酸、コリンなどを含む。
多糖類の澱粉及び精油、粘液物資、脂肪油などの他アルカロイド様を含有する。
一部再掲載
クラシエ薬品 柴胡加龍骨牡蠣湯 さいこかりゅうこつぼれいとう
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