海の精カレンダーより
まいにち養生(ようじょう)
漢方では舌に体の状態が一番わかりやすく表れると考えます。
朝起きたら、舌を見ましょう。
毎日観察していると体の不調に早めに気がつけるようになります。
健康な舌は、きれいなピンク色で白く薄い苔が均一につき、凸凹や厚さに異常がなく適度に潤っています。
○いつもより白い・・・冷え(水滞すいたい＝体内の水分の流れが滞ること、水毒ともいう・も考えられます)
○いつもより赤い・・・熱
○両側が赤い・・・・・ストレス(舌の両側は肝・胆＝自律神経)
○先だけ赤い・・・・・睡眠不足(舌の先端は心の炎症)
○苔が白く厚い・・・・胃腸の疲れ ひどいと黄色に(膩苔・じたい、苔が厚い＝食べたものが消化しきてていない。黄苔＝おうたい・舌苔が黄色くなっており裏熱証を表す)
○広くぼてっとしている・・むくみ(胖大＝舌が口の幅ほどに大きく、ぼってりとしているもの。湿気の病がある。)
○縁に歯の跡・・・・エネルギー不足(気虚＝気力の低下、気力の元となる栄養がとれない状態。その他)
○裏に静脈がくっきり・・血の滞り(瘀血
＝おけつ・うっ血、末梢の循環障害)
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