昌栄薬品です
認知症予防-14
・・・方剤解説⑦・・・
※記憶力を改善させる漢方薬
3)加味帰脾湯
【組成】
黄耆・人参・白朮・甘草・生姜・大棗・茯苓・酸棗仁・遠志・竜眼肉・当帰・木香・柴胡・山梔子
【効能】
体力中等度以下で、心身が疲れ、血色が悪く、時に熱感を伴うものの次の諸症:貧血、不眠症、精神不安、神経症
【解説】治法という角度からみると「心と脾臓を同時に治療」、「気血を共に補う」の方剤です。
ただし、「心と脾臓を同時に治療」は、脾臓を治療するのが中心です。
つまり「心」の症状を解決する方剤であっても、治療は「脾臓」から行う、という意味を強調するため、「帰脾(きひ)」という名称が付けられています。
健脾(脾胃の機能を正常にする治療)することによって心の血液を増し、心の血液を補うことによって、動悸・健忘(けんぼう・記憶力が減退すること)・不眠などの症状を改善します。
脾胃を治療することが中心なので、脾は血液を統摂する機能があるがこの機能が弱ると出血しやすくなります、ことからの出血にも使われます。
また、方剤中の「遠志(おんじ)・茯苓(ぶくりょう)」には、「心臓と腎臓の働きにはバランスを保つ
(このバランスがくずれると、心煩・不眠・多夢・怔忡(せいちゅう・心臓が激しく動悸する)・心悸(心臓が躍り動悸して不安になる)・遺精といった症状が現れます)」
作用もあります。
これは、人体内の火と水の代表である「心」と「腎」の関係を整えることで心を治療します。
これらの働きにより、加味帰脾湯は眠りの浅い、よく目がさめるなどの不眠
(日中は眠くてすぐうとうとするが夜間は眠りが浅く眼が醒めやすいという傾向をもちます。)
・動悸を伴う認知症に使用されます。
この使い方は当帰芍薬散と類似しますが、決定的な違いは、舌の先の色調です。
舌先が赤ならば、加味帰脾湯を使用します。
当帰芍薬散
認知症予防(軽度認知障害予防)-12 ・・・方剤解説⑥・・・
認知症予防(軽度認知障害予防)-9 ・・・中医学的解説③・・・ 神明(精神の働き)と精の調和
記憶に関する臓腑は脳です、脳に直接影響を与えるのは、腎と心です。
脱水が心配だからといって水分を取り過ぎれば腎に負担が掛かり記憶にも影響を及ぼします。
薬学博士渡邉武先生はお酒に酔うのはお酒類の水分量が多から酔うと仰っていました。
重ねて申します、記憶は腎とかかわりが深く、水分の取り過ぎは二日酔いの様になり記憶力が低下することもあるのです。
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分包品1包1g入り
60包3,500 円
240包10,000円
1包60円